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【警察官採用試験】警察官になるには?採用試験・仕事内容・給料・休日などについてわかりやすく解説

就職先として警察官に興味があるのですが、どうやったら警察官になれますか?

「警察官になりたい」と考えている方の中には子どもの頃から警察官を目指している人もいるでしょうし、就職先の1つとして警察官という職業を考えている方もいると思います。

警察官=公務員ということはご存知だと思いますが、実際のところどうやったら警察官になれるのか?ということは意外と知られていません。

そのため、Twitter(@fujita_yuki_pm)のDMでも「警察官になる方法を教えてください!」という質問を中学生や高校生の方から頂く機会がたくさんあります。

 

警察官になるには?

警察官は地方公務員であるため、警察官になるには各都道府県の警察官採用試験に合格しなければならない。よく勘違いされているが、”公務員試験”というものがあるワケではなく、各都道府県で実施されている警察官の採用試験を受験する必要がある。

よって、警察官採用試験に合格すれば警察官になることができる。

 

さらに警察官の仕事内容についてもあまり詳しく知られていないでしょうし、給料や休日もよくわからず、警察官を目指す人にとってはわからないことだらけだと思います。

そのため、「警察官になりたいけど、警察官になる方法がよくわからない…」「警察官の仕事内容って…?給料は?」という不安を抱えている人は意外と多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では警察官になるための方法について紹介し、警察官の仕事内容や給料、試験区分なども詳しく解説します。

 

警察官採用試験について

警察官採用試験について

警察官の採用試験は各都道府県で実施されているので、受験する地域は自分で選ぶことができます。

全国どこでも受験できますが、試験の日程が被っている場合が多いので、色々な地域で受験するというのは現実的ではありません。

ただし、警察官採用試験は共同試験という制度があり、地元において他の都道府県警を併願して受験することが可能です。

詳しくは各都道府県警の公式HPで確認するようにしてください。

 

警察官採用試験は各都道府県警で毎年1~2回実施されることがほとんどで、募集人数は各都道府県警によって異なります。

採用試験については受験手続を行った上で、1次試験・2次試験が実施され、最終合格者が決定されます。

最近では郵送のほか、インターネットでも受験手続が可能となっています。

【2020年最新】警察官採用試験 北海道警、青森県警、秋田県警、宮城県警、岩手県警の採用倍率まとめ

 

加点措置

警察官採用試験においては柔道、剣道、語学など一定基準以上の資格を有する場合は加点措置がとられる。

また、都道府県によってはスポーツにおいての全国大会出場経験が加点要素となるところもある。

 

試験内容については

  • 1次試験

教養試験…警察官として必要な知能・知識について択一式による筆記試験(マークシート)

論文試験…思考力、表現力等について考査する試験

適性検査…警察官としての適性についての検査

  • 2次試験

口述試験…警察官に適する人物かどうかについての面接試験

体力試験…警察官として必要な体力を有しているかどうかについての試験

身体検査…警察官として必要な身体機能を有するかどうかの検査

となっています。

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警察官採用試験の特徴としては体力試験身体検査です。

体力検査については20mシャトルランや反復横跳びなどの体力試験が実施されるので、事前にしっかりトレーニングをしておく必要があります。

身体検査については身長や体重、視力などに基準が設定されていますが、最近ではその基準が撤廃されているところも多いので、身体検査はあまり重視されていません。

なお、警察官採用試験の合格者は全寮制の警察学校で訓練を積み、各警察署に配属されることとなっています。

警察学校については下記の記事で詳しく解説しています。

【元警察官が解説】警察学校ってどれくらい厳しいの?

警察学校を卒業した後はどうなる?警察学校卒業後の流れを詳しく解説

 

 

採用試験の区分・年齢制限

警察官採用試験は大卒と高卒の区分がある

警察官採用試験は大卒区分高卒区分に分けて実施されます。

最終学歴が大卒の者が高卒区分の試験を受けることはできませんし、高卒の者が大卒区分の試験を受けることはできません。

採用試験においては大卒区分と高卒区分ではそれぞれの学力に応じた試験になりますので、試験内容が異なりますし、受験者の数も募集人数も異なります。

また、大卒区分と高卒区分では警察官として採用された後、給料や待遇、警察学校の入校期間が変わってきます。

大卒と高卒の違いについては下記の記事で詳しく解説しています。

【警察官採用試験】高卒と大卒の警察官はどう違う?昇任・給料・進路などについて解説

 

大卒と高卒の主な違い
  • 給料・待遇

初任給は大卒の方が高く設定されており、毎年一回の昇給も大卒の方が優遇されている。

  • 警察学校の入校期間

大卒は約6か月、高卒は約10か月となっているため、高卒の方が警察学校に長く入校することになる。

  • 昇任試験の受験

大卒は採用から2年後には昇任試験を受験できるが、高卒は採用から4年後に受験できる。

 

また、警察官採用試験は年齢制限が設けられているのが1つの特徴です。

ほとんどが30歳が上限とされていますので、30歳以上の人は受験することができません。

ただし、年齢の上限は都道府県警によって異なりますし、今後上限がさらに緩和される可能性もあります。

警察官採用試験を受験するときは必ず受験資格を確認するようにしてください。

警察官への転職を考えている方は年齢によってチャンスを逃さないよう計画的に受験するようにしましょう。

警察官への転職については下記の記事で詳しく解説しています。

【転職】警察官への転職ってどうなの?元会社員の経験者が詳しく解説

 

 

警察官の仕事内容

警察官の仕事内容

警察官の仕事内容について解説します。

まず、警察官採用試験に合格した後は

  1. 警察学校に入校(6か月または10か月)
  2. 警察学校卒業後、各警察署へ配属
  3. 最初の2年間は地域課で勤務
  4. その後、希望や適性によって部署の異動も可能

という流れになっています。

警察官の仕事は部署ごとに仕事内容が違い、それぞれが協力し合って地域の治安を守っています。

最初の2年間は必ず地域課での勤務となりますが、その後は刑事課や交通課に異動するチャンスもあります。

希望の部署に入る方法については下記の記事で詳しく解説しています。

【最初の2年が勝負!】警察官になって希望の部署に入れる確率はどれくらい?

【警察官の仕事】白バイ隊員になるためには?実例も交えて白バイ隊員になる方法を徹底解説

 

警察官の仕事内容について、それぞれの部署について紹介します。


  • 地域課

交番やパトカーでの勤務となり、市民からの通報や相談に対応するのが主な仕事で、勤務中は早朝でも夜中でも通報があればすぐに対応しなければならない。

制服を着て勤務するため、市民にとって最も身近な部署となる。

  • 刑事課

事件が起きたときに捜査を担当するのが刑事課で、捜査のために張り込み尾行令状請求なども行う。

ドラマや映画でも題材にされることが多く、人気が高い部署の1つ。

殺人事件など難解な事件も地道な捜査で犯人を追い詰めることができるので、大きなやりがいを感じられる。

【警察官の仕事】刑事になるためには?刑事課の仕事・勤務体系・休日などについても紹介

  • 交通課

事故の捜査を行ったり、違反の取締りを行ったりするのが主な仕事で、ひき逃げ事件の捜査や飲酒運転の捜査を行うこともある。

特に白バイは警察官志望者の中で最も人気がある部署でもある。

【警察官の仕事】交通課の仕事・勤務体系・休日などについて紹介

  • 生活安全課

少年事件、児童虐待、DV、家庭のトラブルなど日常生活に密接する事件を担当する。

また、風俗事犯や闇カジノの摘発など特殊な事件を捜査するのも生活安全課の仕事。

【警察官の仕事紹介】生活安全課の仕事・勤務体系・休日などについて紹介

  • 警備課

災害が起きた際に救助活動を行ったり、海外の大統領などが来日したときに警護を担当したりする。

また、テロの警戒やデモの警備なども担当する。

秘密裏に行動する公安係も警備課の仕事となる。


このように警察官の仕事は様々な部署があり、本人の希望や適性によって配置されることとなっています。

また、警察官採用試験の面接では「希望の仕事はなに?」と必ず聞かれますので、自分がどこの部署に入りたいのかはしっかりイメージしておきましょう。

 

 

警察官の給料・福利厚生

警察官の給料・福利厚生

次に警察官の給料について解説します。

警察官は地方公務員なので、年数や階級によって給料やボーナスの金額があらかじめ決められています。

ボーナスは夏と冬の年2回あり、毎年1回の昇給(基本給が上がる)もあります。

給料は高卒と大卒によって違いがあったり、年齢によって違ったりするので、一概に語ることはできません。

また、部署によっても給料は異なりますので、個々の給料にはそれぞれ違いがあります。

なお、警察官採用試験に合格し、警察学校に入校した時点で給料は発生します。

 

警察官は高水準の給料

警察官は不規則な勤務や長時間の残業、休日出勤などもあるため、地方公務員の中でも給料は高い水準に設定されている。また、現場で勤務する警察官には危険手当が加算されるなど、各種手当も充実している。

さらに公務員であるため、突然給料がカットされたり、ボーナスがなくなったりすることもない。

 

参考で警視庁と大阪府警の初任給を紹介します。

  • 警視庁

Ⅰ類(大卒程度)253,300円

Ⅲ類(高卒程度)213,900円

  • 大阪府警

A区分(大卒程度)235,562円

B区分(高卒程度)199,898円

これらの初任給はあくまで警察学校でもらえる金額ですので、警察学校卒業後は5~6万円程度上がった給料をもらうことができます。

警察官の給料については下記の記事で詳しく解説しています。

【警察官の年収】警察官の給料ってどれくらいなの?元警察官がぶっちゃけて公開

さらに警察官は福利厚生も充実しており、

  • 有給休暇
  • 産休・育休
  • 各種施設の優待券
  • 優待価格の各種保険
  • 低金利のローン

などを誰でも利用することができます。

警察官の福利厚生は大企業と遜色ない内容となっていますので、これらを利用することで私生活も楽になります。

 

ただし、1つ注意して欲しいことは給料を目当てに警察官になることは危険だということです。

多くの方は「警察官の給料は魅力的だ」と思ったのではないでしょうか?

確かに警察官の給料はそれなりに高い水準になっているので、魅力的な給料であることは間違いありません。

しかし、警察官の仕事は決して楽ではありませんし、どちらかと言えば激務な仕事と言えます。

働く上で給料はとても大事な基準ですが、警察官を目指すのであれば色々なことをしっかり考えるようにしましょう。

【合わせて読みたい】警察官の仕事ってどれくらいきついの?残業、休日、人間関係などを解説

 

 

警察官の休日について

警察官の休日について

警察官は大きく分けると2つの勤務体系に分けることができ、それぞれで休日が異なります。

まず、警察官の勤務体系について解説します。

なお、警察学校入校中は土日休みとなっており、金曜の夜には自宅に帰ることができます。(日曜にまた警察学校に戻るという流れ)

 

  • 日勤勤務

刑事課や生活安全課などが日勤勤務となり、基本的には土日祝が休みとなります。

そのため、一般的な会社員と同じで月曜から金曜まで勤務し、土日に休むという形です。

勤務時間は原則9:00~17:30までとなっていますが、早朝に出勤したり、夜遅くまで残業したりという場合もあります。

また、日勤勤務の場合は大型連休中も休みとなるため、GWや年末年始も仕事がなければ連休をとることができます。

ただし、事件が起きたときや仕事が多いときは休日出勤をしなければいけませんので、その点は注意が必要です。

 

  • 3交代勤務

地域課、自動車警ら隊などが3交代勤務となり、1回の勤務が24時間となります。(警視庁のみ4交代制となっています)

出勤(24時間勤務)→非番(仕事が終わる日)→休日

というのが3交代で、この流れがずっと続く形となります。

非番はなにもなければ9:00か10:00に仕事は終わりますが、仕事があれば昼頃まで残業する場合もあります。

また、3交代勤務は土日休みというわけではなく、曜日に関係なく3日に1回が休みとなります。

よって、大型連休中も3日に1回出勤となりますので、有給を使わないと連休はありません。

3交代勤務は1回の勤務が24時間なので大変ですが、平日に休みがあることや休日出勤がほとんどないことがメリットです。

 

警察署によって大きく異なる

警察官の仕事は忙しい警察署で勤務するか暇な警察署で勤務するかによって残業や休日が大きく異なる。

忙しい警察署の刑事課なら休日出勤が当たり前だし、逆に暇な警察署の刑事課なら休日出勤もない。勤務地は自分で選ぶことができないため、まさに運次第となる。

 

警察官は激務なイメージが強く、「有給も使えないんじゃないか?」と思われがちですが、決してそんなことはありません。

確かに以前は「残業や休日出勤することが仕事熱心で素晴らしい」という風潮がありました。

しかし、今の時代は「やることをやったら帰ろう。有給も積極的に紹介しよう」という考えが広まっていますので、有給が使えないということはありません。

実際に私は地域課でパトカーに乗っていましたが、2~3か月に一回は有給を使って4連休を取得していました。

ただし、ここで気を付けなければいけないのは”有給が使えるかどうかは上司次第”というところです。

有給の使用を判断するのは個人ですが、結局は上司に申請する形となりますので、上司が許可してくれなければ取得することはできません。

また、仕事熱心で「有給なんて必要ない」と考える上司がいる場合も有給は使いにくいでしょう。

警察官は上下関係がとても厳しいので、上司が有給を使わないなら部下も使えませんし、上司が休日出勤しているなら部下も合わせなければいけません。

この辺は上司次第なので、その時々で事情が変わってくることでもあります。

【関連記事】元警察官の経験談 こんな上司に要注意!実在した個性的な上司たち

 

 

警察官の転勤について

警察官の転勤について

最後に警察官の転勤について解説します。

警察官は地方公務員なので、採用された都道府県内での転勤が必ずあります。

例えば、北海道警で採用された場合は定期的に北海道内で転勤がありますので、ずっと1つの警察署で勤務するということはありません。

転勤のペースとしては個人によって異なりますが、大体2~5年くらいのペースで転勤をすることになります。

なお、転勤については原則として断ることはできません。

毎年、春と秋が転勤の時期になりますが、事前に転勤がわかることはなく、発表の日に一斉に発表されるという形になります。

基本的には自宅から通える範囲での転勤となりますが、地方の場合は自宅から通えない距離の転勤もあり、既婚者ならば単身赴任になる可能性もあります。

 

他県への転勤は?

警察官は原則として他県への転勤はない。あくまで採用された都道府県内での転勤となる。

ただし、出向という形で他県の警察で勤務する機会がないわけではないので、そのような機会があることは頭の片隅には入れておこう。

 

また、地方の警察官の場合、都心部の警察へ研修という形で長期間勤務する制度もあります。

特に警視庁大阪府警は事件の発生が多く、警察官の質も高いため、あまり経験が積めない地方の警察官が研修に行く制度があります。

私が所属していた県警も都心部の警察でしたので、地方の警察官がよく研修に来ていました。

人口が少ない地方で警察官をやっているとなかなか経験が積めないので、都心部での研修は非常に有意義なものになると思います。

【警察官の恋愛事情】警察官の恋人と同棲することは可能?同棲が認められた例とは?

 

 

まとめ

今回は「警察官になる方法」について詳しく解説しました。

まず、警察官になるためには警察官採用試験に合格しなければいけません。

警察官採用試験は全国で行われているので、勤務したい都道府県で受験してください。

そして、この試験に合格した後に警察学校に入校し、警察学校卒業後に警察官として勤務することができるようになります。

警察官採用試験は体力試験や身体検査があることが特徴なので、しっかり対策するようにしましょう。

 

また、警察官の仕事は様々な部署があり、本人の希望や適性によって配属が決定されます。

警察官採用試験においても必ず希望の部署については質問されますので、自分のやりたい仕事を考えておくといいでしょう。

警察官は部署によって休日が異なりますし、上司によって有給が使えるかどうかも変わってきます。

さらに定期的に必ず転勤があることも覚えておいてください。

 

 

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