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元警察官が教える警察官に向いていない人の特徴5選

警察官に向いていない人の特徴5選

将来警察官になりたいのですが、警察官に向いていない人っていますか?

私はこれまでの社会人経験(会社員+警察官)を通して、人には必ず向いている仕事向いていない仕事が存在すると考えています。

いくら頑張っても自分に向いていないor面白いと思えない仕事は存在しますし、逆に大変でも楽しいと思える仕事があるものです。

当然、「自分には向いていない」と思う仕事を続けていてもモチベーションの維持は難しい上、長続きしない可能性もあります。

これは警察官という職業においてもまったく同じだと思います。

  • 向き・不向き
  • 適材適所

という言葉は警察官にも当てはまるので、誰にでも警察官の仕事が務まるわけではありません。

むしろ警察官という特殊な仕事だからこそ、警察官に向いている人向いていない人ははっきり分かれます。

激務な警察官

警察官は昼夜を問わず働く仕事であるため、一般企業と比べて激務であることは間違いない。だからこそ向いていない人が警察官になってもただ辛いだけになってしまう。

とはいえ就職活動において、自分に完璧に合う仕事ミスマッチがない職場を探すことは困難ですし、実際のところは働いてみなければわからない場合が多いです。

これは就職活動だけでなく、転職活動でも同じです。

このミスマッチを防ぐためには事前にどれだけ

  • 業界研究
  • 自己分析

ができるかが重要ですし、どれだけその仕事を理解した上で就職できるかがポイントになります。

そんな中、警察官という仕事は表向きに発信されている情報はあるものの、一般には知られていないことが多いため、深くまで業界研究をするのが難しい面はあります。

私自身も会社員から警察官に転職するときはうまく情報を収集することができず、警察学校についてすらよくわからないまま入校することになりました。

一歩間違えればギャップを感じ、早期に退職していた可能性もあります。

そして、実際に警察官をやってみてわかったことは「警察官は民間よりも向き不向きがはっきりする仕事」だということです。

そのため、この記事では元警察官の私が実体験をもとに「警察官に向いていない人の特徴」について詳しく解説し、その特徴を5つ紹介します。

これから警察官へ就職&転職を目指す方に少しでも参考になれば幸いです。

警察官の仕事とは?

警察官の仕事とは?

まずは警察官の仕事とは?について解説していきます。

警察官になるためには各都道府県で行われる警察官採用試験に合格しなければなりません。

一般企業のように就職活動をして内定を得るわけではないので、何といってもまずは試験に合格することを目指す必要があります。

そして、警察官採用試験に合格してからは警察学校に入校することになります。

警察官採用試験に合格=すぐに警察官として勤務するわけではなく、大卒なら6か月、高卒なら10か月の期間を警察学校で過ごします。

警察学校では様々な授業や訓練を受け、現場で働くために必要な体力・知識を身に付けて警察官としての基礎を学びます。

【関連記事】【元警察官が解説】警察学校ってどれくらい厳しいの?警察学校の厳しさを5つ紹介!

そのため、警察官の仕事といっても実際に警察官として勤務するためには

  • 警察官採用試験に合格する
  • 警察学校を卒業する

という段階を踏んでいかなければいけません。

警察学校を卒業してから警察署への配属になりますので、ようやくそこから現場での勤務が始まることになります。

警察官という仕事

警察官は通報や事件が入る限り、それに対応していかなければいけない。24時間働き続ける場合があり、ときにはまったく休憩がとれない場合もある。

そして、警察学校を卒業して警察署に配属になったらまずは地域課(交番)での勤務を行います。

地域課の仕事はありとあらゆる通報に対応するため、警察官のすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。

また、地域課で仕事をすることによって警察官としての基礎を身に付けることができますし、警察官の大変さも実感することができます。

最初は交番で勤務をすることになりますが、ここから刑事課交通課など本人の希望や適性に応じて部署が変わっていくこと可能性も出てきます。

警察官の仕事の基本は通報に対応していくこと

警察官の仕事は部署によって取り扱う業務がまったく違うため、一概に言うことは難しいですが、基本的にはどこの部署も通報に対応していくことが基本となります。

”何かあれば動く”ということが多いため、休憩や食事時間も関係ない場面が多々出てきます。

そこには時間帯も関係なく、通報は早朝だろうが深夜だろうが続きます。

通報があればすぐに対応しなければいけないので、自分のペースで働くことができないというのも警察官の大変なところです。

これを激務と考えるかやりがいと考えるかは人それぞれですが、大変な仕事であることは間違いないでしょう。

それだけ警察官は特殊な仕事であるため、向き不向きがはっきりしやすいと言えますので、警察官を8年務めた経験から警察官に向いていない人の特徴を詳しく解説していきます。

理不尽に耐えられない人

警察官に不向きな人 理不尽に耐えられない人

警察官に向いていない人の特徴の1つ目は理不尽に耐えられない人です。

いきなり重たい話になってしまいますが、警察官の仕事は様々な場面で理不尽を感じる仕事です。

警察官にとって理不尽に耐えられる精神力は必須であり、どんな嫌なことでも受け入れていく覚悟が必要です。

そもそも警察官は上下関係が厳しく、上司の指示に従わなければならないという法律があるくらいですので、上司の指示は絶対になります。

これは逆に言うと

  • 自分の意見や考えを発信することができない
  • 考え方が違っても上司には従わなければいけない

という意味でもあります。

警察官ならばこれらを当たり前のように受け入れていかなければいけません。

また、警察官は日々仕事をしている中で

「なんでこんなことをやらなきゃいけない?」

「なんでそんな言い方をされなきゃいけない?」

などと思うことが多々あり、理不尽を感じる場面は非常に多いです。

このように理不尽を感じたところでどうしようもなく、上司に逆らったり市民に怒りをぶつけたりすることはできません。

どれだけ疑問に思ってもどれだけ違和感を感じても言われたことは愚直に業務を遂行しなければいけないのが警察官の仕事になります。

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理不尽を感じる場面①厳しい上下関係

警察官の世界は厳格な階級社会となっており、上下関係がとても厳しいです。

一般的な企業とは比にならないくらいであり、1つ2つ階級が上の上司が言うことは絶対に従わなければいけません。

そのため、上司から

  • 理不尽な指示
  • 理不尽な言い方

を受けてもいちいち反発することはできませんし、受け入れるしかありません。

上司の指示が自分の考えと180度違ったとしても「はい、わかりました」と返事をするのが正解です。

【関連記事】警察官の階級について詳しく解説!階級社会における上下関係の厳しさとは?

理不尽を感じる場面②言いたいことを言う市民

警察官が相手にする市民は善良な人がいれば、そうじゃない人も多数います。

もちろん犯罪者を相手にすることがあるので、ときには汚い言葉や脅迫のような言葉を浴びせられる場面もあります。

また、警察官に敵意を出してくる市民もいますし、警察官のことが嫌いな市民もたくさんいます。

市民から暴言や批判を浴びても毅然と対応する精神力が求められます。

何を言われても動じない精神力の強さは必須と言えるでしょう。

理不尽を感じる場面③激務な仕事

警察署は24時間365日開庁しており、いつの時間帯でも油断することはできません。

事件が入れば長時間の残業休日出勤も当たり前なので、このようなことはいちいち気にしてられません。

あまりにも労働時間が長時間に及ぶと「こんなに働かなきゃいけないの?」と理不尽を感じることもあるでしょう。

警察官の仕事は労働基準法などもほとんど関係ないため、「労働時間が…」ということを言っていると続けることはできません。

仕事を第一優先で考える思考は求められるところです。

全員で同じ方向を向く

警察官は単独で行動をする仕事ではなく、常にチームで仕事をすることになる。そのため、全員が同じ方向を向かなければいけない。

理不尽を感じる仕事というのは時代錯誤で古臭いと思われることでしょうが、警察官の仕事は昔ながらの精神論で乗り切ることは多いです。

「今どきそんなことを…」と思う人はいるかもしれませんが、警察官ならば受け入れていくしかありません。

これはよほどのことがなければ今後も変わりませんし、改善されることもなかなかないでしょう。

というよりも警察官の仕事が激務なので、組織の体質を変えようと思っても変えられないのが現状です。

ですので、仕事で理不尽を感じたくないと思う人には絶対に合わない仕事です。

理不尽については警察学校で最初に徹底的に叩き込まれることですが、耐えられない人はここで警察官を退職していくことになります。

警察官はテレビ等で取り上げられる機会が多いので、子どもから人気がある職業ですし、一見すると華やかな仕事に見えるかもしれません。

しかし、華やかな仕事は本当にごくごく一部のことです。

昔から警察官に憧れを持っている人も多いでしょうが、まずはこういった現実があることをお伝えしたいです。

自分の意見や考えを発信したい人

警察官に不向きな人 意見を発信したい人

警察官に向いていない人の特徴の2つ目は自分の意見や考えを発信したい人です。

先ほども少し説明しましたが、警察官は上下関係が厳しく、理不尽を感じる場面が多いので、個人が簡単に意見や考えを発信することはできません。

どちらかと言えば上司や幹部からの指示を聞くだけということがほとんどなので、下位の階級にある者は発言を求められません。

また、警察官は地方公務員であり、地方公務員法という法律で色々と職務規定が定められており、その中に

  • 上司の指示には従わなければいけない

と規定されています。

なので、警察官はなんとなく上下関係が厳しいわけではなく、法律で絶対的な上下関係が規定されていることになります。

こうなるとどれだけ風通しが悪い職場であるかがわかると思いますが、警察官ならばこれも当たり前と捉えるしかありません。

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出世していけば…

警察官として発言権を得るためには警部補や警部まで出世していく必要がある。ただ、巡査から見れば2つ3つ上の階級になるので、簡単な道のりではない。

仕事をしていれば色々な意見やアイデアが思い浮かぶものですし、積極的に意見を交換したいと思うものです。

よりよい職場にしていくため、より業務を改善していくためには職場内で議論を進めていくのが最善です。

しかし、警察官の場合は幹部にならないない限り意見を発信する機会はありません。

発言権すらないというと驚かれるかもしれませんが、これが実際の警察官の職場です。

私自身も8年警察官の仕事をしていて、

  • もっとこうすればいいのではないか
  • こうすれば働きやすくなるのではないか

と考えることは多々ありました。

それでも幹部でなければそういった考えがあっても発言する場がありませんでしたし、上司に対して意見をしたことは記憶にありません。

なので、自分の意見考えを発信したいと思う人は警察官には向いていません。

”自分の意見で職場を変えたい”と考えるような人は警察官にならない方が正解です。

どちらかと言えば「上司から言われたことを愚直に守っていく」というタイプの人が向いていると言えるでしょう。

もっと若手警察官でも議論をする場があれば風通しの良い職場になるのでしょうが、今後もこれは変わることがないと思います。

ただ、これは実際に警察官として働いていれば慣れることですし、気にしすぎる必要はありません。

「郷に入っては郷に従え」です。

仕事とプライベートを区別したい人

警察官に不向きな人 プライベートを充実させたい人

警察官に向いていない人の特徴の3つ目は仕事とプライベートを区別したい人です。

警察官の仕事は昼夜を問わず働くことが求められますし、長時間の残業休日出勤も当たり前のように発生します。

先ほど説明した通り、警察官は基本的に通報に左右されるため、予定通りにいく仕事の方が少ないと言えます。

そうなると、ときにはプライベートを犠牲にして働かなければいけない場面も出てきてしまいますので、プライベートを重視したいという人には絶対に向いていない職業です。

”仕事が終わるまで帰れない”という状況は決して珍しくないので、プライベートを優先することは根本的に難しいでしょう。

一般的な会社であれば出勤日と休日がしっかり区別されているものですが、残念ながら警察官の仕事はそうはいきません。

ワークライフバランス

仕事とプライベートを両立させるワークライフバランスについては警察組織も力を入れている。職場環境が改善される可能性はあるが、どうしても仕事優先になってしまう場面は多い。

特に忙しい警察署の場合、

  • 次から次へと通報が入る
  • 通報の多さに比例して事件も増える
  • 通報だけでなく単なる相談も多い

という状況になり、その度に捜査が必要になってくるため、忙しい部署だと休日だからといって休んでいられないことも増えます。

さらに長時間の残業が発生することも多いので、仕事終わりには中々予定が入れられないのも現実です。

よって、部署によっては仕事とプライベートをしっかり区別することが難しい場合があるので、その点は事前に把握しておく必要があります。

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刑事課→警察官の中で最も激務

刑事課はどこの警察署においても忙しく、警察官の中で最も激務な部署と言えます。

逮捕するような事件が入った場合は迅速な捜査が必要になるため、ゆっくりしている余裕はありません。

それが重大事件であればさらに大変になるので、2週間や3週間休みがないという状況も発生します。

刑事課はどれだけ仕事に尽くせるかが重要になるため、プライベートを重視しているようではとても続けることは難しいでしょう。

【警察官の仕事】刑事課の仕事内容・勤務体系・休日などについて紹介 刑事になるためには?

警備課→イベントごとで休日出勤

意外と知られていないかもしれませんが、警備課は色々なイベントごとで休日出勤を余儀なくされる部署です。

管内で行われるお祭りはもちろん、初詣やデモ行進といった人が集まるイベントごとには対応しなければいけません。

また、災害の発生時に指揮を執るのも警備課が主体となるため、突発的な休日出勤も覚悟しておく必要があります。

【警察官の仕事】警備課の仕事・勤務体系・休日などについて紹介

生活安全課→近年忙しさを増す部署

生活安全課は家庭内のトラブルが増加している近年、忙しさを増している部署です。

ちょっとした簡単なトラブルが大事件に発展する可能性があるため、生活安全課はきめ細かく丁寧な対応が必要になってきます。

また、生活安全課の少年係は少年事件に対応する係になるので、不良少年がよく事件を起こす地域の場合は多忙を極めます。

週末に事件が発生すればそのまま土日は休日出勤して対応ということもあるため、プライベートが100%保証されているとは言い難いでしょう。

【警察官の仕事】生活安全課の仕事内容・勤務体系・休日などについて紹介

地域課→24時間以上の勤務も

地域課は3交代勤務(警視庁のみ4交代)となっており、1回の勤務が24時間に及びます。

朝9時から勤務をしたとして、仕事が終わるのは翌日の朝9時になります。

何もなければそのまま退勤することが可能ですが、午前8時50分に事件が入った場合はそこから残業をして対応することになります。

結果的に仕事が終わるのが夕方に及ぶ場合もあるため、24時間以上働くことも大いにあり得ます。

ただし、休日出勤がほとんどない部署なので、警察官の中では予定が立てやすい方と言えるかもしれません。

警察官の多忙な仕事を最もイメージしやすいのは刑事課だと言えます。

警察24時などの密着番組で、

  • 内偵捜査
  • 張り込み捜査

などに従事する刑事を見たことがあると思いますが、ああいった捜査を休日を使って行うこともあり得ます。

なぜなら、刑事は犯人を追って捜査をするため、すべては犯人の行動次第になるからです。

刑事課は基本的に土日休みになりますが、犯人が土日を中心に行動をする者であれば、それに合わせて捜査をしなければいけません。

それだけやりがいのある仕事であることは間違いありませんが、プライベートを気にする人が刑事課に入ると悲惨なことになってしまうでしょう。

また、その他の部署でも休日出勤はたまにありますので、警察官である以上は休日出勤を受け入れなければいけません。

さらに若手警察官であれば最初は独身寮に入らなければいけませんし、休日でもなにかと雑用に使われることがあるので、最初のうちは苦労することもあります。

もちろん、「休日出勤はしたくありません」というのは通用しませんので、プライベートを重視する人には向いていない仕事といえるでしょう。

体育会系のノリが嫌いな人

警察官に不向きな人 ノリが悪い人

警察官に向いていない人の特徴の4つ目は体育会系のノリが嫌いな人です。

警察官は体育会系の職場ですので、上下関係が厳しいだけでなく、明るいノリが求められる職場でもあります。

学生時代に体育会系の部活を経験した人なら驚きはないと思いますが、体育会系のノリを知らない人にとっては驚くことが多いかもしれません。

新人警察官の立場なら先輩から「なにか面白いことやれ」と言われることもあるでしょうし、飲み会では一芸を披露する場面も出てきます。

特に機動隊出身の先輩や上司がいる場合はとにかく面白いことや明るいノリを求めてきますので、新人警察官ならばなにか芸を持っておくと自分の身を助けることになります。

警察官はチームワークを大切にする職場なので、このようなノリに耐えられない人は絶対に向いていません。

ノリが重視される

警察官は明るいノリが求められる職場なので、「できません」「無理です」といった回答をしているようではいけない。明るいノリに応えられないと先輩から気に入ってもらうことは難しい。

明るいノリに対応していくポイントは恥ずかしい気持ちを捨てること”です。

恥を捨てて思い切って行動することで道は開かれるはずですし、周りからも評価されることでしょう。

先輩から「あの芸人のモノマネやって!」と急に無茶ぶりをされるときがあるので、若手警察官ならば持ちネタを用意していくことが大事です。

また、警察官は飲み会が好きな人が多いので、ことあるごとに飲み会が行われます。

若手警察官は飲み会において、

  • お酒をたくさん飲まされる
  • ご飯をたくさん食べさせられる
  • 一発芸を求められる

ということが当たり前です。

ある意味、飲み会は若手警察官にとっての登竜門と言えます。

飲み会でノリにしっかり応えられれば、きっと周りから愛されるキャラになれますし、職場での人間関係も良好になるでしょう。

冗談のような話ですが、このような人が先輩や上司から好かれるので、仕事もしっかり教えてもらえるようになります。

そのため、明るいノリが苦手な人は警察官はあまり向いていないと思いますし、苦痛を感じてしまうと思います。

逆に言えば、このような雰囲気が得意だという人は警察官の職場にすぐ馴染めます。

体調を崩しやすい人

警察官に不向きな人 体調を崩しやすい人

警察官に向いていない人の特徴の5つ目は体調を崩しやすい人です。

警察官の仕事は激務なので、当然ながら警察官はその激務に耐えられる体力精神力が求められる職業です。

なぜなら警察官は酷暑・極寒・豪雨などの大変な状況でも外で働くことが求められるからです。

「雨に濡れたから風邪を引いた…」と言っているようでは警察官を続けることは難しいでしょう。

ちょっとのことでは体調を崩さない体力というのは非常に重要なものになります。

また、警察官の仕事は休憩したいときに休憩できるわけではないですし、少し調子が悪い程度ではなかなか休むこともできません。

「気合いで乗り切る」という場面も珍しくないので、頑丈さは本当に必要になってきます。

そのため、体力がないという人は警察官の仕事がきついと感じやすいかもしれません。

一応、警察官の仕事に対する体力は仕事をしていけば慣れていくものですので、働いていれば何とかなるものです。

警察官の過酷な状況
  • 24時間不眠不休での仕事
  • 深夜にまで及ぶ仕事
  • 空腹状態での長時間勤務
  • 終わりが見えない逮捕事件の処理

不眠不休で働き続けるというのは言葉にすると簡単ですが、実際にやってみると体にとてつもない負担がかかります。

食事の時間もロクにとれず、朝から空腹状態で夕方まで働き続けるというのは身体にとっては大きなダメージでした。

また、深夜や早朝に働いていると

  • パソコンを打ちながら寝落ち
  • 居眠り運転
  • 帰りの電車で寝過ごし

ということは当たり前でした。

このような状況でも仕事を続ける体力が必要になりますので、虚弱体質という方には厳しい仕事になるかもしれません。

ですので、「働いた分はしっかり休憩もとりたい」「休憩時間は確実にとりたい」と考える人にも絶対に向いていない仕事です。

警察官の仕事はどうしても過酷な状況になってしまうときがあるので、体力がない人には務まらない仕事ですし、それですぐに体調を崩す人も向いていません。

まとめ

今回は元警察官の私が経験者の視点で「警察官に向いていない人の特徴」について紹介しました。

今回の記事をまとめると警察官に向いていない人は

  • 理不尽に耐えられない人
  • 自分の意見や考えを発信したい人
  • 仕事とプライベートを区別したい人
  • 体育会系のノリが嫌いな人
  • すぐに体調を崩す人

ということになります。

警察官の仕事は過酷で特殊だからこそ向き不向きが明確ですし、それだけ警察官に向いていない人の特徴もはっきりしています。

実際に「警察官の仕事は自分に合わなかった」と言って職を去る後輩をたくさん見てきました。

警察官の仕事を事前に深く研究することはなかなか難しいですし、実際に経験してみないと大変さはわからないことばかりです。

警察官になってから「警察官ってこんな仕事だったのか…」というミスマッチが起きないよう、本記事がこれから警察官を目指す方に少しでも参考になれば幸いです。

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