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【転職】警察官への転職ってどうなの?元会社員の経験者が詳しく解説

今の仕事にはやりがいを感じないし、警察官への転職を考えています。警察官への転職って実際どうなんでしょう?

今の仕事を辞めて警察官へ転職…簡単には決断できないし、非常に悩むことですよね。

かつて私もまったく同じ経験をしました。

会社員として働いているとき

  • 今の仕事にやりがいを感じない
  • もう少しいい給料をもらいたい
  • 安定している公務員になりたい

このように思っていました。

そんな中、色々な悩みを抱えながらも思い切って会社員を辞め、警察官へ転職することを決意しました。

私は学生時代から警察官を目指していたわけではありません。

会社員として働いているうちになんとなく「警察官ってカッコいいなぁ」と思うようになり、警察官を目指すことになりました。

会社を辞めるという決断は決して簡単なものではなかったですが、警察官になりたいという気持ちは抑えきれませんでした。

 

結局、さらに別にやりたいことができたため警察官は約8年で退職することとなりましたが、警察官になったことでとてもいい人生経験ができたと思っています。

このような経験をしたからこそ

  • 民間企業の良いところ悪いところ
  • 警察官の良いところ悪いところ

をすべて知っていますので、その経験をみなさんにお伝えしたいと思います。

そこで警察官への就職&転職を考えている方に向け、この記事では元会社員の私が経験した警察官への転職についてわかりやすく紹介し、警察官への転職は実際どうなのか?を徹底解説します。

>>【関連記事】「これだけは習得しておきたい!警察官の必須スキル5選」

 

最大のメリットは景気に左右されないこと

警察官最大のメリットは景気に左右されないこと

私が考える警察官の最大のメリットは景気に左右されないことだと思います。

会社員として働いているとき、私はリーマンショックを経験しました。

私はこのときまだ若手社員であったため、わずかに給料をカットされるだけで済みましたが、40代50代でそれなりの給料をもらっている人たちは大幅に給料をカットされていました。

さらに希望退職も募られ、それに応じた人たちが一気に会社を去っていく悲しい現実も目の当たりにしてきました。

好景気もあれば必ず不景気もあるため、民間企業はどうしても景気に左右されてしまうという弱点があります。

リーマンショック当時は私がいた会社の業績も急激に落ち込み、会社全体が非常に重苦しい空気に包まれていました。

経費(各種手当、営業車の燃料代など)も色々と削られ、仕事に集中したくても集中できない状態でした。

給料をカットされる、希望退職に応じて仕事を退職する…

家族を養っていれば受けるダメージは計り知れませんし、給料がカットされれば生活の水準も落とさなければいけません。

不景気になれば会社自体が倒産してしまうこともありますし、いつこのような不景気がやってくるかはわかりません。

 

民間企業は売上がすべて

民間企業は会社の業績によってすべてが左右されると言っても過言ではない。業績が好調ならば給料は上がっていくが、不調なら真っ先にカットされるのが人件費(給料)である。

そのため、民間企業は良くも悪くも景気に左右されるということは避けられない。

 

その一方、公務員である警察官の給料は景気にほとんど左右されません。

まったく影響を受けないと言うと嘘になりますが、それでも民間企業に比べればはるかにマシです。

なぜなら警察官の仕事に景気は関係なく、不景気だから仕事がないなんてこともありませんので、働いていればいつも通り手当もしっかり付きます。

さらに警察官は危険が伴うため公務員の中でも高水準の給料が設定されているので、世の中が不景気だろうが特に関係ありません。

不景気になったからといってボーナスが全額カットされることもなく、退職を迫られることも絶対にありません。

公務員は労働基本権に大きな制約がある分、給料や身分はしっかり保証されています。

 

景気が良ければ給与水準も上がる

公務員の良いところは給料が民間の平均に合わせられるため、景気が良ければそれに伴って公務員の給与水準も上がるようになっているところ。

よほどの不景気でなければ毎年昇給していくのも魅力の1つ。

 

公務員の安定感というのは、独身のときは特に気にしていませんでした。

しかし、結婚して子供が生まれてからは景気に左右されない公務員の安定感が非常に恵まれていることだと実感しましたし、公務員で良かったと思える場面も多かったです。

警察官の給料については下記の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】警察官の給料ってどれくらいなの?元警察官がぶっちゃけて公開

 

 

警察官は社会的信頼が高い

警察官は社会的信頼が高い

もう1つ似たようなことで言えば、警察官は社会的な信頼が高いのがメリットと言えます。

民間でも大企業で働いている方なら同じですが、警察官であるというだけで一定のステータスを得ることができます。

これは転職組の私が警察官になって驚いたことでもあります。

社会人ならば社会的な信頼が高ければ高いほど困ることはありません。

 

社会的信頼の重要性
  •  ”しっかりした人”という目で見てもらえる

社会人になると嫌でも職業や年収で人となりを計られてしまうが、警察官であればその問題は簡単にクリアできる。

さらに警察官であれば「正義感が強い」「真面目な人」など好印象も得られる。

  • ローンを簡単に組むことができる

車や家を買うとき、警察官という肩書はなによりも頼もしい武器となる。例え頭金がなかったとしても警察官という社会的な信頼だけで多額のローンを組むことができる。

給料も安定しているため、警察官は結婚してすぐに家を買う人が多い。

  • 異性からモテやすい

個人差があるかもしれないが、警察官は異性からの人気が高い職業。その影響もあってか、男女とも警察官は若くして結婚する人が多い。

 

実際に私は家を買うとき(20代後半)に頭金が用意できませんでした。

さらに同時に車のローンも抱えているという状態でしたが、銀行の担当者から「公務員の方なら必ず昇給しますし、大丈夫です」とあっさり言われました。

恐らく中小企業でずっと働いていたら30代になってもなかなか家を買うことはできなかったと思います。

社会的信頼が高い職業というのは色々な場面で役に立つものです。

>>【関連記事】「警察官を目指すなら柔道や剣道は経験しておくべき?未経験でも大丈夫?」

 

 

警察官は大きなやりがいを感じられる仕事

警察官はやりがいのある仕事

警察官の仕事の魅力の1つとして、やはり「大きなやりがいを感じられる」ということが挙げられます。

警察官の仕事は多種多様なものがありますが、警察官の仕事のやりがいと言えば

  • 犯人を検挙して事件を解決する
  • 市民から直接感謝を述べられる
  • 違反者を取り締まる
  • 困っている人を助ける

等が考えられます。

どんな世界的な大企業であっても上記のような仕事はできませんので、これは警察官にしかできない仕事であると言えます。

また市民から直接「ありがとう」「いつもご苦労様です」と声をかけてもらえることもありますし、パトカーでパトロールをしていれば子供たちが手を振ってくれることもあります。

そういったときは大きなやりがいを感じることができますし、事件を解決したときは「正義のヒーロー」の気分を味わえます。

 

使命感のある仕事

警察官の仕事は警察官にしかできない仕事が多い。それだけ警察官は市民から頼りにされているし、なにより期待されている。治安維持に欠かせない存在として使命感のある仕事ができるし、誇りを持って仕事に取り組むことができる。

 

また警察官が向かう現場は毎回同じではありませんし、逆に言えば2度と同じ現場はありません。

事件にしても事故にしてもすべてが新しい現場となります。

同じような仕事をしていても新鮮味があり、飽きがくることはなかなかありません。

さらに警察官には定期的に異動があり、約5年に1回のペースで勤務地も変わります。

それに加えて警察官の仕事には様々な部署があるので、希望すればまったく別の仕事に挑戦することも可能です。

【関連記事】警察官の仕事ってどれくらいきついの?残業、休日、人間関係などを解説

 

 

最大のデメリットは0からのスタート

警察官に転職する最大のデメリットは?

警察官への転職で最大のデメリットは警察という組織で完全に0からのスタートになるということです。

色々な仕事を経験し、前職ですごい役職についていたとしても、警察官に転職すれば優遇されることはなにもありません。(給料の面では社会人経験は多少優遇される)

警察官へ転職すれば35歳であっても立場は新人警察官ですし、例え35歳の新人警察官でもまずは雑用からのスタートになります。

また、30歳や35歳で警察官になった場合、自分よりもはるかに年下の人間が先輩や上司になります。

どれだけ自分より若くても先に警察官になった者が先輩ですので、しっかり言うことを聞かなければいけません。

そういった若い先輩たちから厳しく指示を受けることもあります。

そのため、前職のプライドなどを引きずっていると、円滑に仕事を進めることができないでしょう。

 

期待されるリーダーシップ

転職組の警察官で年齢が高い場合、警察学校ではその社会人経験からリーダーシップやクラスをまとめることが期待される。

逆に社会人経験があるのにリーダーシップがとれないと悪い意味で目立ってしまう。

 

よって、警察官へ転職するならば下っ端からのスタートであることを自覚しておかなければいけませんし、厳しい上下関係を受け入れる覚悟が必要となります。

18歳の先輩から「お前はこれをやっておけ」「もっと声出せ!」と指示や命令を受けることだって全然あります。

民間企業とはまったく違った上下関係の厳しさがあり、警察という組織ではこれが当たり前ですので、受け入れるしかありません。

私も26歳で警察官になった立場ですが、18歳や19歳の先輩からは当たり前のように指示を受けていました。

 

このように警察官に転職すると前職の地位や経験を活かすことが難しいため、その点はデメリットと言えるでしょう。

もちろん元エンジニアがサイバー犯罪捜査で活躍したり、営業職の経験から現場でコミュニケーション能力を発揮したりと、職種によっては警察官の仕事でも活かすことができます。

>>【関連記事】「【警察官の仕事紹介】刑事課の仕事・勤務体系・休日などについて紹介」

 

 

転職で職場環境が一変する

警察官に転職したら職場環境が一変することも

警察官の仕事はとても特殊であり、労働環境は過酷です。

警察署は24時間365日開いてますし、昼夜を問わず事件や事故に対応しています。

ときには長時間に及ぶ残業休日の呼び出しを受けることもあります。

民間企業であれば休日に休むことが当たり前かもしれませんが、警察官は休日が必ず休みになるとは限りません。

警察官の仕事はいつどんな事件に対応するかわからないので、仕事の予定が立てにくく、先が見えにくい仕事です。

 

休日が当たり前ではない

警察官は休日出勤が当たり前の部署もあるので、必ずしも休みたいときに休めるわけではない。

また、休日に出かけていても急な呼び出しを受けることがあるし、仕事を終えて帰ろうとしたところから突発的な事件に対応することもある。

 

また大きな事件災害大規模なイベント(国際会議やサミット)があった場合は長期間休みをとることができなくなります。

2週間くらい連続で仕事になることもザラですし、世間を騒がすような事件があれば朝から晩まで仕事となってしまいます。

そうなると家族がいる人であれば家族サービスが難しいときもあり、実際に家族から反対を受けて部署を変わる人もいました。

私も会社員をやっていたときは土日祝日が完全休みで予定が立てやすかったのですが、警察官になると中々そうはいきませんでした。

特に仕事終わりに予定を入れていると、残業の影響で断らなければいけないことも出てくるので、人付き合いは少し減っていました。

また、地域課で勤務していると年末年始やGW等の大型連休でも関係なく仕事なので、民間で働いている友人とはなかなか予定が合わないということもありました。

 

ですので、

  • 休日がしっかり欲しい
  • 大型連休には海外旅行に行きたい
  • やることをやったら残業せず帰りたい

という考えだと警察官は非常に厳しいですし、大きなギャップを感じることになりますので、この辺りはしっかり認識した上で転職を考えるようにしてください。

もっとも、警察官になってしまえば受け入れるしかありませんので、嫌でも慣れてくることではあります。

また、新人警察官だと休日に

  • 警察署の大掃除
  • 交番の引っ越し作業
  • 行方不明者の捜索

等で急な呼び出しや雑用をお願いされることもありますので、せっかくの休日が台無しになることも珍しくありません。

新人警察官が入る独身寮ってどんなところ?規則、門限などについて解説

 

さらに夜中に働くということも警察官の仕事の特徴です。

午前3時や午前4時でも当たり前のように仕事をします。

このような時間に働いた経験はあまりないと思いますが、どれだけ眠くてもどれだけ空腹でも通報が入れば身体にムチを打って仕事に従事しなければいけません。

さらにそこから残業が長引けば昼過ぎまで…なんてこともあります。

私もサラリーマンから警察官の夜型のリズムに慣れるまでは苦労した記憶があります。

 

 

やりたい仕事ができるわけではない

警察官になっても好きな仕事ができるわけではない

警察官への転職を考えている人の中には「警察官になってこの仕事がやりたい!」と夢を持っている人も多いことと思います。

しかし、いくら「やりたい仕事がある」と意気込んでいても、警察官の仕事は必ずしも希望の部署に入れるわけではありません。

「刑事になりたい」「サイバー捜査に携わりたい」と将来のキャリアについて考えている方もいると思いますが、それぞれの部署には人数の制限がありますし、同じように希望の部署があるライバルが多いこともあります。

よって、その部署に空きができなければその部署に入ることはできないですし、色々な都合で希望の仕事に就けないことは多々あります。

>>【関連記事】「【最初の2年が勝負!】警察官になって希望の部署に入れる確率はどれくらい?」

 

まず、大前提として警察官になって最初の2年間は必ず地域課での勤務となります。

よって、警察学校に入校している期間を含めれば、転職しても最初の2年半~3年は希望の部署に入る機会はありません。

最低でもそれだけの期間は我慢しなければいけない期間があることは覚えておいてください。

 

転職組のネックになるのは年齢

警察官になって希望の部署を目指す場合、意外と見られてしまうのが年齢。年齢が高いとそれだけ扱いにくいという見られ方をするし、「同じ能力なら若いやつを…」と考える幹部は少なくない。

年齢が若い人の方が希望の部署には入りやすい面もあるため、警察官としてやりたい仕事があるならば早めの転職を検討した方がいい。(地域によって違いがある)

 

実例を紹介します。

私は26歳で警察官採用試験に合格して警察学校に入校しましたが、最初は地域課で2年勤務するため、最初に希望の部署に入るチャンスがやってきたのは28歳のときでした。

この時点で私が所属していた県警では機動隊も白バイも年齢的に入ることができませんでした。(いずれも自分が希望する部署ではなかったので問題ありませんでしたが)

元々、私は地域課でパトカーに乗りたくて転職しましたし、他に希望する部署がなかったのでそのまま地域課で勤務を続けることになり、後にパトカー乗務員になって夢を叶えました。

 

希望の部署に入れなかったときこの仕事がやりたくて警察官になったのに…とがっくりすることとなるでしょう。

なかなか気持ちの切り替えが難しいかもしれませんが、そんな思いをしている警察官はたくさんいることを知ってもらいたいです。

実際に私もそのような”夢が叶わなかった”という先輩たちをたくさん見てきました。

希望の部署に入れなくても、自分がやりたくない仕事を命じられても、それに従わなければいけないのが警察官の仕事です。

 

 

まとめ

警察官への転職について、経験者の視点で紹介しました。

私は長時間勤務や長時間の拘束というのが転職して最初に辛いと感じたことですし、ときに休日出勤するのも嫌な気持ちでした。

最初のうちは夜中に働いているとすぐに眠くなってしまってましたし、夜勤に慣れるのには時間がかかると思います。

 

警察官の仕事が激務なのは間違いありません。

民間企業から転職して、警察官の仕事の大変さにはとても驚きました。

ですが、仕事のやりがいの大きさ、景気に左右されない安定性に加え、社会的な信頼を得られるというのは警察官の魅力だと思います。

中小企業で働いていた私が警察官に転職して、生活の水準が上がったのは間違いありません。

「警察官の年収なんて大したことない」と言う人もいますが、私はまったく逆の意見です。

世間の平均よりは高い給料だと思いますし、警察官をやっていればお金で困ることはそうそうありません。

 

転職組の警察官は前職の経験などは一切関係なく下っ端からのスタートですし、年齢によっては希望の部署に入れない可能性も出てきますので、その点は注意が必要です。

警察官へ転職して失敗や後悔をしないよう、少しでも本記事が参考になれば幸いです。

 

 

2 件のコメント

  • 私は今26歳で、前職を辞めて警察官を目指しております。

    白バイ隊員に憧れ大型バイクの免許を取得したのですが、もし仮に今年度警察官になれたとしても移動時に年齢制限あるのは初耳でした…

    自分が目指しているのは警視庁と神奈川県警or埼玉県警なのですがそのような年齢制限は問い合わせれば教えて貰えるようなものなのでしょうか?

    と言いますのも仮に面接時に、将来は白バイ隊員になりたいです。と伝えた時に、2年後の部署異動で28だったら移動できないよと言われたらどうしようと思いまして……

    ご回答いただけますと幸いです!
    よろしくお願い致します。

    • 年齢制限というのは公式に決まっているわけではなく、必ずしも制限があるわけではありません。
      あくまで年齢が高いと不利になりやすいという話です。
      ただし、地域課を出てすぐに白バイに行けることはよほどなく、交通課を挟むことが一般的ですので、どれだけ早くても白バイに行けるのは警察学校を卒業してから4年後くらいになると思います。

      なお、問い合わせをしても回答してもらえることではないと思います。

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