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【警察官Q&A】警察官はプライベートまで管理される?SNSから貯金額まで上司に報告

警察官ってプライベートなことまで上司に報告しなきゃいけないって聞いたけど…。どんなことを報告するの?

その通りです。

警察官は仕事のことからプライベートなことまで様々なことを上司に報告しなければいけません。

普通の民間企業ではあまり考えられないことかもしれませんが、警察組織では常識のこととなっています。

そのため、「なんでそんなこと報告しなきゃいけないの?」と思われるかもしれませんが、警察官としては常識なので受け入れなければいけないことです。

>>【関連記事】「元警察官が教える警察官に向いていない人の特徴5選」

 

上司に報告が求められること
  • 仕事についての希望

→今後どこの部署に行きたいか、仕事の悩みはないか

  • 貯金額、借金(ローン)額

→しっかり貯金できているか、多額の借金を抱えていないか

  • 交際者の個人情報

→不適切な交際をしていないか

  • SNSの利用状況

→どんなSNSを利用しているか

  • 家庭の状況(妻や子供とトラブルなくやっているかなど)

→プライベートでも悩みを抱えていないか

 

これらは半年に一回行われる上司との面談で毎回確認されることでもあります。

仕事に関する報告は当然のこととして、一体なぜプライベートなことまで報告しなければいけないのでしょうか?

それには警察官ならではの深い事情があるのも事実であり、今後もこの仕組みは変わることはないと思われます。

そのため、この記事では警察官がプライベートまで管理されている事情について元警察官の私の経験も踏まえ、詳しく解説していきます。

 

 

報告の理由は不祥事防止のため

警察官のプライベート報告は不祥事防止のため

個々の警察官がプライベートな情報を上司に報告する理由としては、不祥事防止のためというのが一番大きいと考えられます。

なぜなら、残念なことに警察官という立場でありながら不祥事を起こす者は多く、挙句の果てには逮捕される警察官も珍しくないのが現実です。

警察官が不祥事を起こせばそれだけでニュースになりますし、不祥事を起こした警察官が所属していた都道府県警察はバッシングを受けることにもなります。

なにより世間から警察官に対する信頼が低下するので、警察組織としては不祥事は絶対になくしていきたいものなのです。

そのため、様々なことを報告させることで、危険な予兆がある警察官には事前に指導を行って不祥事を防止することが狙いなのです。

そこで必要になってくるのがプライベートの管理ということです。

 

特に報告が求められること
  • 家や車のローンはどれくらいあるのか

無理な借金をしていないか、それによって金銭的な不祥事を起こさないかの確認。

  • 飲酒の量はどれくらいか

不祥事は飲酒の機会に起こることが多いため、適切に飲酒するよう指導。

  • 交際者の個人情報

交際者とは結婚前提であり、不適切な異性交際をしていないかの確認。また、交際者が不適切な人物でないかの確認。

  • ギャンブルはやるのか

ギャンブルにのめり込んで金銭トラブルを起こさないか、ギャンブルをやる場合でもどれくらいの金額を使うのかを確認。

 

民間企業から転職した私にとっては驚きのことでしたが、これらの報告は警察官ならば受け入れるしかありません。

一番最初は「こんなことまで報告しなきゃいけないのか…」と困惑していましたが、当たり前のことなのですぐに慣れました。

報告する機会は半年に1回程度あり、さらに上司が変わればその度に面談が行われることもあります。

面談と言ってもなにか説教を受けるわけでもなく、「最近どう?家庭も順調?特に困っていることもないよね?」といった感じの面談です。

また、希望する部署があればこのような機会に上司に伝え、上司に知ってもらうことで推薦を受けるなどのチャンスが増えるメリットもあります。

これらは必ず報告しなければいけないことなので、「そんなことまで管理されるのは無理!」と思う方には警察官という職業は厳しいかもしれません。

>>【関連記事】「警察官の仕事はブラックなのか…?元警察官が徹底検証」

 

 

新人警察官は厳格に確認される

新人警察官は特にプライベート報告が必要

すべての警察官がプライベートについて報告しなければいけませんが、中でも新人警察官若手警察官は厳格にチェックされます。

それは不祥事を起こす警察官には20代の若手が多いというデータがあるからです。

さらに警察学校を卒業してきたばかりの新人警察官がどんな人物なのかを把握するためにも、上司は人物像をしっかり確認しておく必要があります。

(もちろん警察学校でも教官へ各種報告はあります)

 

新人警察官が起こしやすい不祥事
  • 金銭トラブル

社会人になったばかりでまだ適切にお金が管理できず、借金を作ってしまう者がいる。借金をしていることから窃盗事件に繋がることも多い。

  • 不適切な異性交際

目先のことを考えず派手に遊んでしまい、異性とトラブルを起こしやすい。

  • 仕事上の不祥事

「怒られたくない」という気持ちが先行してしまい、仕事上の失敗を隠しやすい。

 

私が今まで見てきた後輩で一番多かった不祥事は金銭トラブルでした。

警察官という仕事は激務であるがゆえ、プライベートではその反動で派手にお金を使ってしまう若手警察官は結構多いです。

私の経験上では

  • いきなり多額のローンを組んで高級車を買う
  • ギャンブルや風俗にのめり込んでしまう
  • 異性にお金をつぎ込んでしまう

という金銭感覚の乱れた新人警察官を多く見てきました。

そのため、貯金額などを聞く理由としては、上司が若手警察官の金銭感覚について把握しておく必要があるためと考えられます。

あまりにも金銭感覚が狂っている若手に対しては通帳の確認も行われますし、強制的に貯金できるよう積立貯金に加入させられるケースもありました。

お金の収入と支出のバランスを考え、計画的に貯金することは本当に大事なことです。

 

 

交際者の個人情報は詳細に必要

警察官は彼氏彼女に関する報告も必要
警察官って結婚相手のことを上司に報告しなきゃいけないって本当なの?

はい、本当です。

結婚するときは交際相手の個人情報を詳細に上司に報告しなければいけません。

なにより結婚するときだけでなく、彼女や彼氏といった交際する段階でも必要になります。

警察官の結婚については下記の記事で詳しく書いています。

>>【関連記事】「警察官との結婚について|どこで出会う?身辺調査ってなに?経験談も交えて徹底解説」

 

結婚相手(交際者)の個人情報

氏名や住所はもちろんのこと、勤務先や相手の家族の個人情報(家族の生年月日や家族の勤務先)も詳細に報告しなければならない。

また、警察官は基本的に交際=結婚前提の付き合いと見られるので、次から次へと相手が変わるような場合は注意を受けることもある。

 

警察官が恋愛を禁止されているというわけではありません。

ただ、恋愛をするからには適切な交際が求められており、警察官として適切な相手と交際しなければいけないのです。

特に結婚するときは結婚相手の調査が行われ、幹部から許可をもらって正式に結婚するという流れになりますので、より細かく聞かれることになります。

もちろんよっぽどのことがなければ結婚の許可はもらえますので、そこまで心配する必要はありません。

 

不適切な相手とは?

警察と敵対する勢力(反社会勢力や共産党関係)の関係者と警察官が結婚するわけにはいかないので、その辺りはしっかり調査される。また、外国人と結婚することもかなり厳しい。

 

ですので、警察官は上司に無断でいきなり結婚することはできないですし、できちゃた婚はあまり良く思われませんので、順序を守らなければいけないことを覚えておいてください。

>>【関連記事】「これだけは覚えておきたい警察官として必要な心構え10選」

 

 

旅行をする場合は届出が必要

警察官は旅行の届出が必要
警察官って旅行するときも報告がいるんでしょ?勝手に旅行しちゃいけないの?

確かに警察官は外泊を伴う旅行をするときは必ず上司に届出をしなければいけません。(上司や部署によっては日帰りの旅行でも報告が必要)

無断で旅行することはできなくもないですが、リスクが高いのであまりオススメはしません。

特に若手警察官が無断で旅行をすることは許されませんので、旅行=届出という警察のルールは忘れないようにしましょう。

 

旅行の届出の内容としては

○月○日

○時~○時まで○○というホテルに宿泊

移動手段は○○

といった簡単な内容になります。

旅行の届出をする理由としては所在の明確化のためです。

警察官は休日でも緊急で呼び出しを受け、仕事をしなければいけないことがあります。

また、大地震や台風などで大きな被害が出そうな災害時にも緊急の呼び出しがあります。

そうなったとき、もし無断で旅行をしていた場合は出勤することができず、大きな問題となります。

もちろん届出をしっかりしていれば「旅行中のためすぐに出勤できません」という理由が認められますし、正規の手続きを行っているため怒られることもありません。

もっとも台風が近づいている場合などは呼び出しの可能性を考え、旅行の予定があってもキャンセルするべきですし、上司から旅行を止められることもあります。

 

災害はいつ起きるかわからない

災害はいつ発生するか予測がつかず、旅行中に自分の働く都道府県で災害が起きる可能性は十分に考えられる。警察官は常に万が一のことを考えて行動することが大事。

 

ベテランであれば「届出を出すの忘れてました…」で済みますが、若手警察官が無断で旅行しているのが発覚した場合はしっかり怒られますので気を付けましょう。

誤解されているかもしれませんが、警察官は旅行も自由にできないという意味ではありません。

旅行の届出が却下されることはよっぽどありませんし、私自身も連休が取得できたときはよく旅行に行っていました。

上司に「今度の休日は旅行に行きます」と報告して届出を出しておけばいいだけです。

休日に旅行に行くことは自由ですので、その辺は誤解がないようにしてください。

 

しかし、1つ注意してもらいたいのは海外旅行についてです。

海外旅行については直属の上司だけでなく、それよりも上の上司の許可が必要になります。(私の県警では本部の許可が必要でした)

なかなかいないと思いますが、例えば「北朝鮮ロシアに行きます」という届出は許可されないと思います。

基本的に危険が伴う国や共産主義、社会主義系の国への旅行は認められないからです。

 

もう1つの理由

海外旅行に行きにくいもう1つの理由が、警察官という仕事柄、民間企業のように大型の連休が取得できる機会が少ないことにある。実際、警察官で海外旅行に行く人は珍しい。

 

海外旅行だけは少し制限がかかることは事実ですので、海外旅行が好きな方は警察官になるまでに楽しんでおくことをオススメします。

>>【関連記事】「これだけは習得しておきたい!警察官の必須スキル5選」

 

 

警察官はSNSが禁止されている?

警察官はSNSをやっちゃダメ?
警察官ってSNSが禁止されているイメージだけど、実際どうなの?

警察官のSNS利用が禁止されているということはなく、警察官でもフェイスブックやツイッターなどのSNSを使っていても問題ありません。

私はやっていませんでしたが、インスタグラムをやっている同僚も多数いました。

また、多くの警察官がLINEを使っていました。

ただし、警察官はSNSの利用には十分気を付けなければいけません。

本名でSNSをやることは問題ありませんが、警察官であることがわからないようにする必要はあります。

よくありがちな不祥事としては、わざわざSNSに「警察官です」などと書いているパターンです。

どんなところから個人情報が特定されるかわかりませんので、最低限警察官であることは隠しましょう。

なにより問題になるのは警察情報が外部へ流出することです。

警察情報を外部へ流出させてしまった場合、退職を迫られることも覚悟しなければいけません。

警察情報というのはそれほど重大な機密情報なのです。

 

SNSで不祥事が起きるパターン
  • 仕事に関することを載せてしまう

仕事に関する情報は外部に漏らしてはならず、機密情報は家族にも話してはいけないレベル。

  • 仕事中の写真をアップしてしまう

友人や恋人に働いている姿を知ってもらおうとSNSに写真をアップしてしまう。

  • 警察学校でふざけている様子をアップ(共有)してしまう

警察学校での生活に慣れてくるとついつい寮でふざけている様子の写真を撮ってしまう。

 

よって、SNSの利用についても上司から報告が求められる場合がありますし、SNSの適切な利用についてはよく教養も受けます。

携帯電話の中身まで確認されることはよっぽどありませんが、それでも正直に報告しておいた方が無難です。

また、警察学校では携帯電話の中身がチェックされることは全然ありますので、不適切にSNSを利用することがないよう十分気を付けてください。

もし、上司や教官に携帯電話を見られてまずい内容がある場合は事前に消しておくことをおすすめします。

 

 

まとめ

警察官がプライベートについて報告することについて、恐らく一般的な感覚としては「面倒くさそう…」と思われるかもしれません。

確かに実際に色々と面倒くさいことはありますが、慣れてしまえば特に窮屈には感じませんでした。

これは感覚が麻痺してしまったからなのかもしれませんが、プライベートを管理されたことによって弊害が起きたことは特にありませんでした。

ですので、プライベートが管理されることについてはそこまで気にする必要はありません。

 

警察官としてやっていくならば、今回紹介したこともすべて受け入れていかなければいけません。

残念ながら「プライベートなことなんて他人に報告したくない!」という人には向いていない職業だと思います。

やはり警察官はプライベートでも模範的な生活が求められますので、一般的な社会人とは少し異なります。

この辺も含めて警察官ですので、今後警察官を目指す方は1つ参考にしてみてください。

 

 

noteACT

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