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【警察官の武器】元パトカー乗務員が職務質問のコツを伝授!法的根拠から実戦テクニックまで紹介!

警察官の仕事 職務質問のコツ

現役の若手警察官ですが、職務質問が上達しません…。

Twitterでは様々な方からご相談を頂きますが、実は現役警察官の方から相談のDMを頂くことも珍しくありません。

現役警察官の相談で一番多いのは退職に関する相談ですが、その他に警察官の仕事に関する相談を頂くことも多いです。

その理由としては警察官は特殊な仕事であるため、特に悩む若手警察官が多いからだと考えられます。

警察学校を卒業してから様々な業務を習得することは簡単ではありませんし、インターネットで検索をしたところで表向きな情報しか出てこないため、警察官の仕事についてどうやって勉強をしていけばいいか悩むことはあります。

そんな中、独学で参考書を読んだだけでは理解することは難しく、かといって警察官になってからは研修を受ける機会も少ないのが現状です。

そのため、警察官の仕事はどちらかと言えば実戦で身に付けていくしかありません。

また、警察官は上下関係が厳しいので、気軽に上司に質問をすることができない場合もあり、なにかと自己流になってしまいがちです。

昔ながらの指導方法

ベテラン警察官の中には「俺の背中を見て覚えろ」という昔ながらの指導方法を行う人も少なくない。手取り足取り教えてくれる上司の方が珍しい。

実戦で身に付けていくというのは悪いことではありませんが、自信がない&不安がある中での職務では消極的になるのも無理はないでしょう。

気軽に質問ができない環境では上達も遅くなりますし、悩みは増すばかりです。

そこで今回は職務質問にフォーカスを当てて、詳しく解説していきます。

警察学校を卒業した若手警察官にとって最初の難関は間違いなく職務質問です。

最初から上手にできることはありませんし、真剣に取り組んでいかないといつまで経っても上達することはありません。

そのため、この記事では元パトカー乗務員の私が職務質問のコツについて伝授し、法的根拠から実践テクニックまでを詳しく紹介します。

現役警察官の方から具体的な業務に関する相談を受けることもあるので、そういったお悩みを少しでも解消できればと思っています。

藤田悠希に直接相談できる!

職務質問とは?

職務質問とは?

まずはじめに職務質問とはなにかについて解説していきます。

職務質問というのは簡単に言うと警察官から一方的に市民に声をかける業務のことを言います。

警察官が交通違反の取締りをするのは職務質問ではありませんし、犯人を逮捕する行為も職務質問ではありません。

職務質問はパトロールしている警察官が市民に声をかけることのみを指します。

もちろん、警察官側がただ単に市民に声をかけるワケではなく

  • 不審者
  • 不審な動きをする者
  • 犯罪の疑いのある者

などが声をかける対象となります。

これらがすべて犯罪検挙に至るわけではありませんが、職務質問によって検挙に至る例は珍しくありません。

つまり、職務質問というのは警察官がなにかを感じたときに行うことが一般的なのです。

なぜ職務質問を行う?

職務質問から発覚する犯罪は数知れず、警察官による職務質問は犯罪抑止に大きな効果がある。また、警察官がパトロールをしている姿を見せるだけでも十分アピールとなる。

警察官が職務質問を行う際、相手に対しては色々と協力を求めることになります。

詳しくは後述しますが、職務質問はあくまで任意であるため、形としては相手の協力が必須です。

なぜなら職務質問では市民に対して

  • 警察官からの質問
  • 所持品の検査

などを行うこととなるので、協力を得ないと先に進むことができないからです。

職務質問の最大の目的は犯罪検挙であり、ただ闇雲に声をかけるだけでは意味がありません。

検挙に至るまでには鋭い質問から徹底した所持品検査までが必要になるので、職務質問を行う警察官も知識と経験が欠かせません。

ここが若手警察官が難しいと感じるところであり、つまずくところでもあります。

職務質問は地域課で勤務している以上は絶対に避けては通れない仕事になるため、苦手なままにしておくといつまで経っても結果を残すことができません。

事実、職務質問から逃げてばかりでは一向に上達せず、ベテランになっても上手な職務質問ができないので、恥ずかしい思いをすることもあります。

本記事がそんな悩みを抱える現役警察官の方々のお役に立てれば光栄と思います。

職務質問の法的根拠

職務質問の法的根拠

次に職務質問の法的根拠について解説します。

職務質問は警察官が気分で行っていいものではなく、しっかりとした法律に基づいて行う必要があります。

逆に言えば、法に触れる職務質問を行った場合は警察官側の過失と認定されるため、裁判では違法と判断されるケースも珍しくありません。

よって、職務質問を行う警察官が法律を理解しておかなければいけませんし、適当に職務質問を行っているようでは問題です。

職務質問を上手に行うためには法律を理解しておく必要があるので、まずは職務質問の法律について見ていきましょう。

警察官職務執行法第2条1項

警察官は異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、もしくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、もしくは犯罪が行われようとしてしていることについて知っていると認められる者を停止させて質問することができる

こちらが職務質問の法的根拠になります。

非常に難しい表現で内容がわかりにくいですが、わかりやすく言うと”警察官は不審者を停止させて質問することができる”ということです。

ですので、ひとまず職務質問というのは合法ですし、相手を停止させることも法律で認められていることになります。

気を付けなければいけないのはどこにも「強制的に」という文字がないところです。

職務質問は完全に任意による手段しか許されませんので、

  • 相手のポケットに手を突っ込む
  • 相手の所持品を勝手に見る
  • 相手の腕を掴んで停止させる
  • 質問に答えるよう強要する

などといった行為は違法となります。(逃げる相手を制止するために腕を掴む行為は合法の範囲)

また、不審者の定義は様々であり、警察官個々によって感じ方は違います。

そのため、”誰に声をかけるか”というのは警察官の見る目によって変わってきます。

不審者のことまで詳しく法律には書いてありませんので、実質的には誰にでも職務質問をすることができるでしょう。

だからこそ職務質問は警察官の最大の武器とも呼ばれ、数々の犯罪が検挙できる手段でもあるのです。

ただし、職務質問の法律はあくまで「質問することができる」と明示されているに過ぎず、それ以上の権限を警察官に与えているわけではありません。

ときに違法な職務質問がニュースになりますが、それは任意を逸脱した職務質問だったということです。

よって、職務質問は相手の協力を得ながら行う必要があるので、職務質問の相手と上手にコミュニケーションをとっていくことが必要になります。

求められるコミュニケーション能力
職務質問で求められるのは鋭い洞察力ではなく、コミュニケーション能力。笑顔で相手と話し、相手の懐に入っていくことで結果に繋がる。

職務質問を受けた方ならわかると思いますが、「はい、止まってください」「持ち物見せてください」と言うだけの警察官には協力したいと思えないですよね。

そう、職務質問が難しいと言われる所以はこの”コミュニケーション”にあるのです。

職務質問を行う警察官が法的根拠を理解するのはもちろんですが、それ以上にコミュニケーション能力が求められるものなのです。

なぜ職務質問は難しい?

職務質問はなぜ難しい?

続いて、なぜ職務質問は難しいのか?について解説します。

私自身も現役時代はパトカー乗務員として検挙の実績を積み上げてきましたが、警察学校卒業後は交番からのスタートでした。

職務質問が最初から得意なわけではなかったですし、「どうやってやればいいのか」と不安を持っていたのが正直なところです。

実際に職務質問でつまずく若手警察官は多く、結果を出せずに悩む若手警察官も数多くいました。

なぜ職務質問はそこまで難しいのかを3点から考えていきます。

  1. 知識が必要不可欠

職務質問が難しいと考えられる1つ目の理由は知識が必要不可欠ということです。

前述した通り、職務質問は適当にやればいいわけではなく、法律に基づいて厳格に行っていく必要があります。

職務質問を行う警察官が職務質問でやっていいこと&やってはいけないことを理解していないとトラブルになりますし、最悪の場合は裁判に発展することもあり得ます。

そのため、職務質問を行うためにはまずは法的根拠を理解することが最優先になります。

職務質問に詳しい一般市民は数多く存在しますので、警察官が法的根拠をわかっていないと簡単に言い負けてしまい、そうなるとそこで職務質問は終了してしまいます。

職務質問が難しいと考えられる理由の1つはここにあります。

この辺りは警察学校でも十分に勉強することなのですが、それだけは足りないので参考書を読むなどして自分でも勉強していくことが大切です。

また、職務質問を得意としている先輩や上司に教えを請うのもいいでしょう。

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  1. コミュニケーション能力

職務質問が難しいと考えられる2つ目の理由はコミュニケーション能力です。

職務質問でなぜコミュニケーション能力が必要になるかというと、職務質問の相手は99%の確率で初対面の人になるからです。

職務質問は警察官が一方的に声をかけるものですが、そこではお互いが初めて会話を交わすという関係になります。

よって、警察官がうまく雰囲気を作る、会話の流れを作るということをやっていかないとまったく話が進みません。

職務質問でうまく話せない寡黙な警察官ではダメですし、職務質問を受ける側も時間だけが奪われて非常に困ります。

職務質問は臨機応変に話のネタを作り、職務質問を完了させるところまで持っていくコミュニケーション能力が必須であるため、ここでつまずく若手警察官はとても多いです。

これは慣れていくしかないですし、自分で改善していこうと努力をしていくしかありません。

初対面の人を相手に会話を続けることがどれだけ難しいかは実際にやってみるとわかります。

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  1. 研修が少ない

職務質問が難しいと考えられる3つ目の理由は研修が少ないです。

警察学校では警察官の仕事について細かく勉強をしますが、警察学校卒業後は基本的に独学で勉強をしていくことになります。

確かに若手警察官のうちは多少いくつかの研修がありますが、それも形式的であまり有効なものではありません。

研修があったとしてもせいぜい半年に1回程度なので、軽くおさらいをする程度になってしまいます。

職務質問については先輩や上司に教えてもらうという手段も有効ですが、そもそも職務質問が得意という警察官が少ないのも問題です。

ベテランになればなるほど職務質問からは逃げる傾向にありますので、そういった構造的な問題も強いと言えます。

そのため、若手警察官であっても職務質問については実戦で学んでいくという面が強いため、上達しない人は一向に上達していきません。

積極性がないと…

職務質問は警察官から声をかけるものなので、積極性がないと始まらない。警察官として年数を重ねれば重ねるほどこの積極性は失われていき、職務質問もやらなくなる。

職務質問が難しいと考えられる大きな理由はこの3つになります。

①②③ともに自らの努力が必要ですが、組織としてサポートしていくことも大事なものです。

この辺りを乗り越えられず職務質問に苦手意識を持ってしまう若手警察官は多く、警察組織としても課題の1つとなっています。

いずれにしても自ら学ぶ積極的な姿勢+克服しようとする努力が必要になるため、最終的には自分次第になるものかもしれません。

私自身も最初は職務質問が苦手でしたが、経験を積んで検挙実績を挙げていくことで職務質問が得意になりました。

まずは職務質問で検挙する喜びを体験してみることをオススメします。(簡単なことではありませんが…)

職務質問のコツ

職務質問のコツ&テクニック

ここからは職務質問で使えるコツについて解説していきます。

私は都市部の県警で勤務し、その警察人生のほとんどをパトカー乗務員として過ごしましたので、職務質問で検挙実績も多数あります。

もちろん検挙に至るまでは独学で勉強したり、上司に怒られながら教えてもらったりと平坦な道のりではなかったですが、この経験はいつか共有していきたいと考えていました。

そして警察官を退職し、日々ブログやツイッターで警察官情報を発信するようになって、現役警察官でも悩んでいる方が多いということを知りました。

自分自身で勉強していくことは大事ですが、経験者の経験談を目にするというのも1ついい経験になるはずです。

そのため、私が約8年の警察人生で培った職務質問のコツを伝授致します。

【note】なぜ外国人は職務質問を受けやすいのか?元警察官が激白

  • 職務質問のコツ

職務質問においてはコミュニケーション能力が大事であることを説明してきましたが、職務質問で必要になるコミュニケーション能力とはどのようなものでしょうか。

職務質問でコミュニケーション能力が必要になることは意外と思われたことだと思います。

コミュニケーション能力と聞くとすごくハードルが高いものに感じるかもしれませんが、実はそこまで構える必要はありません。

まずはみなさんが”職務質問を受ける立場”として考えてみて欲しいです。

 鋭く真剣な顔で近づき、不愛想な感じで声をかけてくる警察官

 笑顔で接近し、物腰柔らかく声をかけてくる警察官

この2つを比べれば、間違いなくの警察官の方が話をしやすいはずです。

「警察官が笑顔を見せてはいけない」と思われがちですが、まったくの逆です。

職務質問においては満面の笑みで近付き、相手の警戒心を解いてあげることが大事なので、笑顔で声をかけ、「警察官だけど怖くないですよ」と示す必要があります。

コミュニケーション能力に自信がないという人でも笑顔を見せて話しかけることはできます。

まずは笑顔で話しかけるということを1つ覚えておいてください。

職務質問は最初の入り方で8割くらい決まります。

次に必要になるのは職務質問のパターンです。

職務質問が上手な警察官はいくつかのパターンを持っており、状況に応じて使い分けています。

中には毎回決まった言葉で話しかけ、毎回話の内容も同じという警察官もいます。

慣れないうちは毎回同じ内容を話しておけばいいでしょう。

これは職務質問の相手が初対面であることを逆手にとったやり方で、誰にでも話せるようあらかじめ内容を決めておくのです。

多少その場に応じた使い分けは必要ですが、毎回話すことを決めておけば怖くないですよね。

職務質問の会話
  • 車の人に対して

「車上狙いが多いのでお声かけしました」「今日はどちらから来られたんですか?」

  • 自転車の人に対して

「自転車の盗難が多いので鍵だけお願いしますね」「今はどこに向かってるんですか?」etc

このように「○○の相手にはこう話す」ということをあらかじめ決めておけばいいのです。

職務質問する相手は毎回初対面なので、毎回同じ話をしてもまったく問題ありません。

自分でパターンを作ったらそこからは練習あるのみです。

言い方は悪いですが、練習がてら色々な人に職務質問をするといいでしょう。(もちろん法的根拠に基づく範囲内で)

職務質問のテクニック

職務質問のテクニック

次に職務質問のテクニックについて紹介していきます。

職務質問にはいくつかのテクニックが存在し、それらを使うことによってグッと楽に進めることができます。

職務質問では礼儀をわきまえ、相手の協力を得ながら行うのが基本ですが、警察官主導で進めることがなによりのポイントです。

相手のペースや相手の言動に惑わされるようではいけないので、あくまで職務質問は警察官が有利になるように進めるべきです。

先ほどは笑顔で話しかけることやコミュニケーションをしっかりとることを紹介しました。

しかし、この記事を見ている若手警察官の方からは「実際にどうやってやればいいの?」「簡単に職務質問を行う方法はないの?」といった声が聞こえてきそうですね。

そこで、悩める若手警察官でもすぐに使える職務質問のテクニックを紹介していきます。

これはパトカーに乗って数々の検挙を経験したからこそお伝えできることなので、是非参考にして頂ければと思います。

  • 実戦テクニック①

実践テクニックの1つ目は礼に始まって礼に終わるです。

職務質問をするために声をかけるときは必ず敬礼から行い、職務質問の終わりにも必ず敬礼を行います。

「こんなのがテクニック?」と思われるかもしれませんが、礼で始まり礼で終わる職務質問は非常に大事なテクニックとなってきます。

なぜなら警察官に敬礼をされて嫌な気分になる人はいないからです。

最初に敬礼をすることによって、相手に敬意を表することができますし、礼儀を大事にした警察官であることをアピールすることができます。

もちろんここでも笑顔を忘れてはいけません。

笑顔を見せながら「こんにちは」と敬礼をすることで一気に相手との距離を縮めることができるので、最高のスタートを決めることができます。

また、敬礼と同時に「○○署の○○と申します」と自己紹介をすることも有効的です。

職務質問では相手の名前を聞く機会が多いですが、まずは自らが名乗ることが大事になってきます。

職務質問の8割はここで決まると言っても過言ではなく、いかに第一声で相手の警戒心を解くかというところが大事になってきます。

だから威圧的に声をかけることやタメ口で話しかけるというのは論外なのです。

敬礼で始まり敬礼で終わる職務質問ができれば、相手を怒らせるということもほぼなくなるでしょう。

なお、敬礼については警察学校で学ぶような100%の敬礼でなくても大丈夫です。

タメ口は絶対にNG

若手警察官が職務質問でタメ口を使うことがあるが、これは絶対にしてはいけない。相手を不快にさせる職務質問があってはならない。

  • 実戦テクニック②

実戦テクニックの2つ目は優位性を保つということです。

職務質問は警察官がペースを握ってやるべきだと解説してきましたが、優位性を保つというのもこの一種です。

これは決して相手を威圧するという意味ではなく、あくまで状況的に&心理的に優位に話を進めるというだけです。

礼儀を守って職務質問を行うという点ではなんら変わりません。

職務質問で多いシチュエーションといえば自転車に対する職務質問です。

自転車に乗っている人に対して声をかけることは多いですが、この場合では相手を自転車から降ろすことが優位性を保つということになります。

これがなぜ優位になるかというと、相手が自転車に乗ったままでは逃走されてしまう恐れがあるので、降りてもらうことで警察官に優位性が生まれるのです。

逃げようと思っていた人でも自転車から降りることによって逃げづらくなりますし、”警察官に協力しなきゃいけない”という雰囲気も作れます。

「俺は自転車から降りないよ」と拒否される場合もありますが、これでは警察官に優位性があるとは言い難いです。

これは車に乗ってる人に対しても同じです。

相手が運転席に座ったままの状態では所持品検査ができませんので、ここでも車から降りてもらうというのが鉄則になります。

特に車に対してはこれを徹底した方がよく、相手が車に乗ったまま、エンジンがかかったままという状態では急に走り出す恐れもあるので、むしろ降ろさなければ危険な状態です。

実は優位性を保つ=警察官の安全も確保するということなので、職務質問においては毎回徹底したいことでもあります。

結果を出すための攻める検問・職務質問
  • 実戦テクニック③

実戦テクニックの3つ目は15秒の使い方です。

職務質問は最初が重要であることを解説してきましたが、もっと厳密に言うと最初の15秒が勝負になります。

これは相手に声をかけてから最初の15秒で8割が決まるということです。

この15秒で警察官の優位性を作ることができれば職務質問はスムーズに行うことができますし、逆に無駄に15秒を使ってしまうと職務質問としては失敗に終わる可能性が高くなります。

なぜこれだけ最初の15秒が大事かというと、警察官の第一印象で多くのことが決まるからです。

警察官に声をかけられる側としてはナヨナヨして何をしゃべっているかわからない警察官が相手であれば協力したいと思いませんし、心理的にも余裕が出てきます。

また、威圧的に厳しい言葉で声をかけたり、あまりにも鋭い目つきをした警察官が相手だとすぐに警戒心を持つことになります。

逆に満面の笑みで敬礼をしながら声をかけてくる警察官だと「職務質問なのになんで笑顔?」というところから始まり、警戒心も一気に解けます。

人がこれらを判断するのが第一印象から15秒以内と言われていますので、職務質問においては最初の15秒が非常に重要ということになります。

なので、職務質問を行う際は”最初の15秒で勝負を決める”という意気込みで臨むようにしてください。

第一声からダラダラした職務質問では結果を残すことはできません。

3つの実戦テクニックを紹介しました。

これらを組み合わせるだけで立派な職務質問の形を作ることができます。

自転車に職務質問をすることを想定すると

  1. 笑顔で敬礼しながら声をかける
  2. 15秒以内に自転車から降りてもらう
  3. 職務質問が終わったら再び敬礼する

という流れで行えば十分です。

まずは防犯登録番号だけを確認するというところから始めてもいいでしょう。

いきなり上手な職務質問をすることは難しいので、徐々に自分の形を作っていくようにしてください。

職務質問は実戦あるのみ

職務質問は実戦あるのみ

最後に職務質問を上達させるためにはどうすればいいのかを紹介したいと思います。

今回の記事においては職務質問のすべてを伝授できたわけではありませんが、最も重要になる声のかけ方の部分はお伝えすることができました。

結論、職務質問を上達させるためにはとにかく実戦あるのみです。

いくら上司から教えてもらおうが、いくら参考書を読んで勉強しようが実際にやってみないと何も始まりません。

今回私がお伝えしたことも新人警察官の方であれば上手に使うことはできないと思います。

なぜなら経験が少ないからです。

最初からスムーズに職務質問ができれば苦労はありませんが、誰もが最初は職務質問を苦手にするものです。

なにせ警察官の制服を着ているとはいえ、いきなり知らない人に声をかけるわけですからね。

うまくできなくて当然だと思います。

警察学校でも職務質問の勉強は行いますが、実戦とは大きく異なるものになります。

成功体験を積み重ねる

職務質問を好きになるためには成功体験を積み重ねることが大事。職務質問で検挙したときの喜びは何事にも代えがたく、これを続けることで次第に職務質問が好きになっていく。

職務質問を行うためにはまずは法的根拠の勉強からしておきましょう。

職務質問はどこまで許されるのか、なにをしてはいけないのかというところが分かっていないといざというときに対応ができません。

そこを勉強したならば、後はパトロールに出かけるだけです。

いきなり暴力団風の人に職務質問をするのは難しいと思うので、最初は自分よりも若い学生に声をかけていくという手段もアリです。

もちろん適当に声をかけるだけでは失礼にあたるので、

  • 自転車の二人乗り
  • タバコを持っていそうな未成年
  • 信号無視をする自転車

などに着目し、声をかけるきっかけを探すようにしてください。

私自身も警察学校を卒業して交番で勤務しているときはヤンチャそうな少年に声をかけて経験を積んでいきました。

あとはこれを繰り返していくだけです。

実戦経験をどんどん積んでいくと自分なりの職務質問のパターンができてきますので、そうしたらもっと強敵を相手にしていけばいいでしょう。

職務質問は声をかけなければ始まりません。

見ているだけ、勉強しているだけでは一向に上達していきませんので、勇気を出して頑張ってください。

職務質問は知識と勇気があれば大丈夫です。

まとめ

今回は元パトカー乗務員の視点で職務質問について解説しました。

今回の記事をまとめると

  • 職務質問を苦手にする若手警察官は多い
  • 職務質問は実戦経験を積まないと上達しない
  • テクニックを駆使することで形が作れる
  • 声をかけやすい相手にどんどん声をかける

ということになります。

地域課で勤務している以上は職務質問から離れることはできませんので、早く上手になるに越したことはありません。

職務質問から逃げてばかりだとそのまま年数だけ重ねてしまい、職務質問ができないベテラン警察官になってしまいます。

最初は誰もが苦手なものですので、ある程度の知識を身に付けたらあとは実戦あるのみです。

職務質問は知識と勇気があれば大丈夫ですし、声をかけなければ始まりません。

今回紹介したテクニックを参考に是非勇気を出して頑張ってください!

藤田悠希に直接相談できる!

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