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【警察学校】警察学校の1日のスケジュールを紹介

警察学校が大変なことはよくわかりましたが、1日のスケジュールはどうなっているんですか?

警察学校は決められた期間で決められたカリキュラムをこなさなければいけないので、分刻みでの行動が求められます。

1日のスケジュールも決まっており、朝から夕方までゆっくりしている暇はほとんどありません。

警察学校は起床時間から消灯時間が完全に固定されているので、この時間の間で1日のすべての予定を消化しなければいけないのです。

そうした理由から分刻みでの行動が求められ、集団でしっかり行動する協調性も必要になってくるということです。

 

分単位での行動
  • 3食の食事

食事だからと言ってのんびりできるわけではなく、次の予定に合わせて急いで食べなければいけないことがほとんど。食事は早く済ませられるように練習しておこう。

  • 入浴

お風呂くらいゆっくり…というワケにはいかず、特に入校当初は5分も与えてもらえない。

  • 身支度・着替え

警察学校では朝の身支度や着替えの時間をいかに短縮できるかが重要。

制服→ジャージ、制服→柔道着・剣道着、ジャージ→制服など着替える機会が非常に多い。

 

分単位での行動とは個人で動くわけではなく、あくまでクラスでの行動です。

そのため、1人が遅れれば全員が遅れることになってしまうので、しっかりと周りについていくことが大事です。

では、そんな忙しい警察学校の1日のスケジュールはどうなっているのか?

この記事では警察学校の1日のスケジュールについて紹介し、1日にどんなことをやっていくのかについて解説していきます。

地域によって多少の違いはあるかもしれませんが、私が入校していた警察学校の1日のスケジュールをもとに解説していきます。

 

起床→警察体操→ランニング→朝食

警察学校の朝は早い

警察学校の朝は早い上、起床してからすぐにルール通りに行動しなければいけません。

ほとんどの警察学校が起床時間は朝6時6時半になっています。(私がいた警察学校は6時半でした)

起床時間と同時にチャイムが鳴り、校内放送でグラウンドに集合するよう指示されます。

急いで布団から起き上がり、数分で身支度を整えてグラウンドへ向かいます。

警察学校には様々な厳しいルールがありますが、それは起床と同時に始まります。

実際に設定されていたルールを紹介します。

 

起床と同時にやること
  • 布団をきれいに畳む

一人用のベッドで寝るため、起床と同時にきれいに布団を畳まなければいけない。

布団を畳むといっても”布団の折り目のつけ方”や”布団の向き”まで厳格に決められているため、それらを忠実に守った状態で畳まなければいけない。

  • 個室の窓を開ける

換気のために朝は個室の窓を開けるというルール。

これも窓を全開にしなければいけないルールだったため、半開きなどは指導の対象となっていた。

  • ジャージに着替える

寝るときの服装と運動着が一緒ではいけないルールがあったので、起きてから運動着のジャージに着替える必要があった。

  • 部屋の整理整頓

部屋を出る前に整理整頓がしっかりできているかを確認する。またロッカーの施錠がされているかも要確認。(前日の夜にやっておけば朝確認する必要はない)

 

これら一連の作業の順番はどちらでもいいですが、毎朝のことなので自分なりに順番を決めておいた方がやりやすかったです。

すべての作業を3分程度で終わらせ、急いでグラウンドに向かいます。

リアルな話をすると、この作業が素早くできればグラウンドに行く前にトイレ(小さい方)に寄って行く余裕がありました。

別に我慢しようと思えばできるのですが、トイレを我慢した状態でランニングするのが嫌だったので、私は必ずトイレに寄っていました(笑)

また人によっては急いでコンタクトレンズをはめている者もいましたが、私は面倒なので常にメガネで過ごしていました。

起床してからコンタクトをつけるのはかなり時間が切迫するのであまりおすすめしません。

 

グラウンドには警察学校に入校しているすべての警察官が集合し、朝の点呼が行われます。(先輩期生や研修のため入校しているベテランもいる)

ここでは教官から全体への指示事項が伝達されたり、国旗掲揚が行われたりします。

これら朝の点呼は日朝点呼(にっちょうてんこ)とも呼ばれていました。

そして点呼が終わった後に全体で警察体操を行い、その後にランニングを行います。

ちなみに警察体操とはラジオ体操のようなもので、警察学校に入校してすぐに叩き込まれます。

(警察署の朝礼でも警察体操は必ず行われるので、全国の警察官が必ずできるもの)

ランニングが終わると次は掃除の時間なのですが、クラスによってはランニングの後に時間ぎりぎりまで筋トレを行うクラスもありました。

補足ですが、この間に教官たちが寮を巡回しており、部屋に不備がないかを徹底的に確認しています。

もし不備が見つかれば点呼の後に呼び出しを受け、指導を受けることになります。

起床して部屋を出た後は、掃除が終わるまで部屋に戻ることはありませんので、なにか不備を思い出してもやり直すことはできません。

掃除を終えたら朝食をとります。

朝食の後はすぐに身支度をしなければいけないので、ゆっくり食べている時間はありません。

ランニングや筋トレをやった後なので、食欲はでやすいと思います。

 

 

朝の身支度→HR→1・2限

朝食を食べたあとはホームルームへ

朝食をとったら急いで寮に戻り、着替えなど身支度を行います。

男性ならここでひげ剃りをしたり、女性なら寝ぐせを直したりして、1限の授業に合わせて着替えも行います。

例えば1限が座学の授業ならば制服に着替えますし、1限が術科の授業なら柔道着や剣道着に着替えます。

時間にするとこの時点で午前8時頃です。

私がいた警察学校は午前8時45分からホームルームの時間でしたので、この時間までに教場に集合していました。

もちろん10分前行動くらいが当たり前なので、教場には8時35分頃までに到着しておかなければいけません。

つまり、身支度にかけられる時間は約30分です。

「身支度に約30分」と聞くとかなり余裕なのですが、実は身支度以外にもやることがたくさんあります。

 

身支度以外にやること
  • 提出物の提出

前日に作成した実習日誌をクラス分回収し、教官室に行って教官へ提出する。また、その他にも提出物がある場合はこの時間に提出することが多い。

  • 教官からの指導

きれいに布団が畳めていなかったときやその他問題があったときは教官室に呼び出され、指導を受ける。この指導がとても長い場合もある。

  • 授業の準備

1限にプロジェクターの必要な授業があるなら設置の準備が必要だし、配布物があるならそれをクラス分コピーしておく必要もある。

 

これらはほんの一部ですが、このように朝は身支度以外にもやることがたくさんあります。

すべてホームルームの時間までには終わらせておかなければいけないので、身支度にかけられる時間は実質15分程度です。

しかもリアルな話をすると、教官室に行ったからといってすぐに教官と話ができるわけではなく、教官は他の仕事をやっているので、話しかけると「忙しいのに話しかけるな!」と相手にされないときも多々あります。

また、教官に対して適切に敬礼などができないと何度でもやり直しをさせられます。

このように警察学校の朝が忙しいのは、身支度以外にも様々なことをやらなければいけないからなのです。

 

そして午前9時から1限目の授業が始まります。

1限の授業時間は80分です。

朝から動きっぱなしで疲れもあるので、授業中は必ずと言っていいほど睡魔に襲われます。

当然ながら居眠りが教官にバレるとタダでは済まないので、自分なりに睡魔に勝つ方法を考えておかなければいけません。

居眠りをしている者がいればそこで授業を終わらせる教官その場で全員に筋トレをさせる教官反省文を書かせる教官など色々なペナルティが発生してしまいます。

また、これは授業が中断してしまうことからクラスの同期にも迷惑がかかってしまうことので、眠気対策は必須とも言えます。

 

何度も同じミスは許されない

授業が中断することは周りにとても迷惑がかかるので、居眠りを繰り返していると同期からも怒られてしまう。自分なりの眠気対策は必須。

 

私の睡魔への対策は「カフェインの錠剤」でした。

とても安価な割に水で飲むだけなので、お手軽な眠気対策として重宝していました。

カフェインを過剰に摂取することはよくありませんが、「眠くなりそうだな…」というここ一番のときにはカフェインの錠剤を服用していました。

実際に私が警察学校でも現場でも使っていたカフェイン錠剤「エスタロンモカ錠」を紹介しておきます。

また、爽快感が強めの目薬も眠気対策にオススメです。

 

 

昼食→3~5限→掃除

昼食後は午後の授業へ

1・2限の授業を終えたら昼食の時間です。

朝食と同様、昼食もゆっくりしている余裕はありません。

理由は朝と同じで、昼からの授業に備えて必要な準備がありますし、3限に体育や術科の授業が入っていれば着替える必要もあるからです。

また、ここでも提出物などがあれば教官室へ行く必要も出てきます。

 

大きな警察学校の食堂は混雑する

朝食と昼食の時間は警察学校にいるすべての警察官が食事をとることになるので、食堂が混雑しやすい。

食堂の入り口で行列ができることも珍しくなく、席が空いていないこともあるので、急いで食事をとらなければ他の人に迷惑がかかってしまう。

 

警察学校の混雑具合は警察学校の規模によって異なります。

私が入校していたとき(秋)は先輩と合わせて約300人の初任科生が生活している時期でしたので、キャパ的にそこまで余裕はありませんでした。

ちなみに春に入校する初任科生が一番多く約400人の規模だったので、春だともっと混雑しているような状況です。

また、食堂と同じく風呂も混みやすいので、いずれにしても一人一人に迅速な行動が求められます。

 

昼食をとったら、3限から5限まで一気に授業が行われます。

午前中と同様、座学の授業は睡魔に襲われます。

特に昼食をとった直後の3限が一番眠かった記憶がありますし、疲労が一番たまっている5限の授業も辛かったです。

5限の授業が終わったら、1日の授業は終わりです。(午後5時半)

夕方の掃除を行い、夕食をとって課外時間に入ります。

一応、1日のカリキュラムとしては午後5時半で終わりますが、日によっては課外時間に色々と予定が入る場合もあります。

夕食はそこまで急いで食べる必要はありませんでしたが、それでも15分程度でしょうか。

朝と昼に比べればゆっくり食べられますし、多少リラックスもできます。

また夕食の前後で自主トレの時間もあり、体力強化に向けてよく走り込みをやらされていました。

 

 

課外時間→夜の点呼

警察学校の1日のスケジュール

夕食をとって入浴も済ませると大体午後7時頃です。

1日の最後の予定としては午後9時半から行われる夜の点呼(日夕点呼)のみです。

ですので、それまでの時間に洗濯アイロンを行ったり、机に向かって勉強したりします。

また、この課外時間でも指導されることがあれば教官室に呼び出され、長々と説教を受ける場合もあります。

私が入校していた警察学校ではこれくらいの時間は1時間半ほどが自習時間と定められており、必ず机に向かって勉強しなければいけない時間でした。

さらにペナルティを受けている者は校舎や寮の掃除をさせられる時間でもありました。

 

やるべきことをやらないと…

この課外時間は基本的な考えとしては自由な時間だが、やるべきことをやる時間でもある。この時間に個室で横になって休憩しようと思えばできるのだが、決められたことをやっていないと同期から教官に密告されることもある。

お互いを監視するような生活になる点も注意が必要

 

また、提出する課題や試験勉強はこの課外時間で行わなければいけません。

日中は授業などで忙しいため、逆に言うと寮の机に向かえるのはこの課外時間くらいです。

計画的に課題を終わらせていかないと短い課外時間だけでは終わらなくなってしまうので、その点は注意しましょう。

ただし、この時間に教官室に呼ばれればそれだけ課題をやる時間が削られることになりますので、いかにそのような無駄な指導を受けないかも大事になってきます。

 

そして、午後9時半に夜の点呼が行われます。

夜の点呼は体育館のような室内で行われるので、朝のようにグラウンドに集合するわけではありません。(小規模の警察学校だと廊下に整列して終わりという場合もあります)

夜の点呼では朝の点呼と同様に教官から全体への指示事項が伝えられたり、翌日の予定などが伝えられたりします。(夜は警察体操を行いません)

教官によっては夜の点呼終了後に筋トレをやらさせることもあるので、せっかく洗い流した汗を再び大量にかく場合もあります(笑)

 

 

寮に戻って消灯時間まで

警察学校の消灯時間

夜の点呼を終えて寮に戻ると、消灯時間までは約1時間です。

この時点で時間にすると午後10時頃です。

午後11時に消灯時間になる警察学校がほとんどだと思いますので、残り1時間で明日の授業の準備寝る準備を行います。

警察学校に入校して間もない頃はこの時間でもかなりバタついており、とにかく時間がありませんでした。

結局、課題が終わらないまま消灯時間になってしまうことも珍しくなく、未完成の課題を提出せざるを得ないことも多々ありました。

もちろん未完成なので教官からは激怒されます…。

入校当初はあえて時間を与えられないようになっていますし、未完成の課題を提出するのも致し方ないので、怒られて当たり前くらいに思っておきましょう。

 

消灯時間以降は電気が使えない

消灯時間になると一斉に寮内の電気が消され、それ以降は部屋の電気をつけることもできなくなる。

こっそり課題をやることも難しく、消灯時間になったら寝るしかない。

 

実はこの時間帯もやることが多く、課題を提出する担当ならクラス員から課題を集めなければいけませんし、配布物をコピーする担当なら人数分コピーをしなければいけません。

さらに1日どのような活動をしたのかをまとめる実習日誌も毎日書かなければいけなかったので、ゆっくりしている余裕はありませんでした。

警察学校では役員と呼ばれる学級委員のような役割のほか、各自がなにかしらの委員に就きます。

それぞれの担当によってやる仕事が違うので、忙しい委員になってしまうと時間に追われやすいです。

 

消灯時間になったら、余計な動きを一切してはいけません。

やっていいことは布団に入って寝ることトイレに行くことくらいです。

消灯時間になったにも関わらず部屋でごそごそしていると、巡回に来た教官の雷が落ちます。

また、消灯時間になるまでに部屋は完璧に整理整頓しておかなければいけないので、机の上に参考書が出たままになっていたり、モノが置かれたりしている場合でも怒られます。

これで警察学校の1日は終了し、再び翌日の朝に起床という流れになります。

 

 

まとめ

今回は警察学校の1日のスケジュールについて紹介しました。

読んで頂いてわかる通り、警察学校ではただ授業を受けるだけでなく、それに付随してやることが多いです。

それは配布物を集めるにしてもクラス全員分となれば1分や2分では終わりませんし、教官から呼び出しを受ければ長時間説教を受けることもあります。

ですので、1日で使える時間は決まっていますし、この貴重な時間を削られることも多いので、いかに効率よく過ごせるかが大事になってきます。

とは言っても、警察学校で時間に余裕をもって行動できるようになるのはしばらく経ってからなので、うまく行動しようとしてもできないことはたくさんあります。

警察学校での失敗は後になればいい思い出ですので、最初からあれこれ考えず、まずは生活に慣れることからで十分だと思います。

将来警察官になりたいと思っている方は今回の記事を是非参考にしてください。

 

 

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